ポールトゥウィンがパラパフォーマー制度を導入、チームPTWが新たにデビュー

ポールトゥウィンが推進する新たな雇用制度

愛知県名古屋市に本社を置くポールトゥウィン株式会社（PTW）は、障害者のパフォーマンス支援に特化した「パラパフォーマー制度」を新たに設立しました。この制度では、プロレベルでパフォーマンスを行うことができる側面で周囲の支援を受ける環境を整え、雇用契約を結んだパラパフォーマーの活動を全面的にサポートします。

Team PTWのデビュー

この制度のもと、初めてPTWと雇用契約を結んだ「Team PTW」が2023年3月27日に正式デビューを果たしました。チームは、フリースタイルバスケットボーラーの優和さん（聴覚障害）と、ヒューマンビートボクサーのHARUKIさん（モザイク型ダウン症候群）から成ります。彼たちは個々のパフォーマンス技術を活かしながら、障害の有無にかかわらず、エンターテインメントの場で輝くことを目指します。

イベントスケジュール

Team PTWは、4月6日（土）の中目黒さくら音楽祭、また、4月21日（日）には第3回スマイルチャレンジウォーク東京大会への出演が決まっています。詳細な出演イベントや今後のスケジュールは、彼らのオフィシャルサイトやSNSを通じて発信されます。

雇用関係の意義

PTWはNPO法人ハイテンションと連携し、Team PTWに安定したパフォーマンスの機会を提供。これにより、従来の単発イベントだけでなく、継続的な活動が可能になりました。チームは今後、メンバーを増員しプロのパラパフォーマーとしての地位を確立していく計画です。

Palabraのバリアフリー支援

さらに、文化芸術分野でのバリアフリー化を進めるPalabra株式会社が協力し、Team PTWのデビュー紹介動画には、視聴覚障害への配慮として字幕や音声ガイドを付けたバリアフリー版も制作されました。

サステナビリティとダイバーシティの重要性

PHDグループは、3月26日にサステナビリティ委員会を設置し、人的資本への投資を強化。ダイバーシティの促進を図り、障害者雇用の環境整備を進めていくことに注力しています。PTWとPHDは、Team PTWを通じて社会全体に対する理解と支援を伸ばし、「誰もがやりたいことを諦めない社会」の実現を目指しています。