武州製氷株式会社が自家消費型太陽光発電を導入
本記事では、埼玉県熊谷市に本社を置く武州製氷株式会社の新たな取り組みについてご紹介します。創業から100年以上を迎える同社は、氷の製造と冷凍倉庫事業で地域に根ざしたサービスを展開しています。このたび、2025年1月に自家消費型太陽光発電設備を導入し、さらなる地域貢献と物流の効率化を図ることになりました。
自家消費型太陽光発電の導入背景
武州製氷は、業務の効率化と持続可能なエネルギーの活用を目的として、自家消費型太陽光発電の導入を決定しました。このシステムにより、電力コストの削減や環境への配慮が期待されます。同社の榊達也氏と羽切純氏が、この設備導入に至った経緯や想いを語ります。
榊氏は、自家消費型の発電システム導入によって「電力の自給自足を実現することで、地域の環境にも貢献したい」と述べました。また、羽切氏も「物流効率を上げることで、地域への迅速な配送を可能にし、地域経済を活性化したい」と期待を寄せています。
設備の概要と特徴
導入した設備は698.61kWの設備容量を持ち、1,606枚の太陽光パネルと共に蓄電池およびEV充電スタンドを設置しました。この新しいシステムによって、武州製氷は必要なエネルギーを自社で賄うことができ、外部の電力への依存度を減少させることができます。加えて、EV充電スタンドの設置により、今後の電気自動車需要にも対応したい考えです。
選定の要因と株式会社恒電社の役割
また、同社は太陽光発電システムの設計、施工を行う業者選定において、信頼性と技術力を重視しました。施工を担当する株式会社恒電社は、30年以上の経験を持ち、自家消費型太陽光発電設備の提案から施工・メンテナンスまでを一貫して行っています。これにより、スピーディーかつ確実なサービスが提供され、武州製氷の導入プロジェクトを成功に導くことが期待されています。
地域連携と物流の未来
武州製氷は、2023年からTsukagoshiグループとして更なる物流強化を目指しており、今後の展望として地域との連携を強化し、持続的な事業運営を行っていくとしています。「地域に貢献し、皆様に愛される企業であり続けることが我々の使命です」と榊氏が語るように、地域社会に根ざしたものでありたいという思いが強く感じられます。
このように、武州製氷株式会社の自家消費型太陽光発電の導入は、単にエネルギーコストを減少させるだけでなく、地域貢献や物流の新たな価値創出にもつながる革新的な取り組みと言えるでしょう。興味のある方は、同社のホームページで詳細なインタビューやドローン映像をご覧ください。