東北・北海道新幹線沿線の魅力を体験しよう
この度、函館市をはじめとする東北・北海道の観光振興機関がタッグを組み、「イーストジャパン・ゴールデンルート ~はやぶさライン~」を始動させました。このプロジェクトは、訪日外国人旅行者をターゲットに、東北と函館の地域の魅力を広めることを目的としています。特に注目すべきは「JR East-South Hokkaido Rail Pass」や「JR EAST PASS(東北エリア)」の導入によって、スムーズな移動が可能になる点です。
プロジェクトの背景と狙い
このキャンペーンは、2023年5月に設立された「イーストジャパン・キャンペーン推進協議会」に基づいており、各自治体と鉄道会社が連携しています。この協議会には、函館市の大泉市長をはじめに、JR東日本やJR北海道の社長、また東北観光推進機構の会長など、地域のリーダーたちが参加し、地域を盛り上げる計画が進められています。
主なターゲットマーケットは欧米とオーストラリアとされており、これまで保守的だった東北の観光市場に新たな風を吹き込む狙いがあります。観光地としても知られる仙台や盛岡などが周遊ルートとして位置づけられ、多彩な体験が提供される見込みです。
協働による地域活性化
このプロジェクトは、地域づくりの重要な取り組みでもあります。これまでに紹介された観光地では、函館の美しい夜景や新鮮な海の幸を楽しめるプランが用意されています。また、専用パンフレットを作成し、国内外の旅行博などでのプロモーションも行う予定です。加えて、「イーストジャパン・ゴールデンルート」の専用サイトやプロモーション動画も制作され、情報発信に力を入れています。
SNSでの訴求とインフルエンサー
さらに、情報発信においてもインフルエンサーを活用することで、若者を中心にアプローチを試みています。たとえば、Minami KristinaさんやFrankieさんがゲストとして招待され、彼らのInstagramを通じてストーリーズでの情報発信が行われます。これにより、実際の体験をリアルタイムで伝えることで、SNSユーザーへの直感的な訴求が期待されています。
訪問先の厳選
「イーストジャパン・ゴールデンルート」で訪れる主な観光地には、仙台城や盛岡のまち歩き、八戸の漁港、青森のねぶた祭り、最後には函館山の夜景などがラインナップされています。これにより、旅行者は単なる訪問にとどまらず、地域での新たな体験を得ることができるでしょう。
このように、多角的なアプローチにより、東北と北海道の魅力を凝縮した新しい観光ルートが誕生しました。訪日外国人旅行者はもちろん、国内の旅行者にとっても新しい発見が待っています。「イーストジャパン・ゴールデンルート」は、これからの観光の在り方を変えるかもしれません。