リサイクル可能フィルム
2025-03-26 13:06:13

住友ベークライト、医療機器包装用のリサイクル可能フィルムを開発

住友ベークライト、革新的な医療機器用リサイクルフィルムを開発



住友ベークライト株式会社は、環境に配慮した新たな医療機器包装用フィルムの開発を発表しました。この革新的なフィルムは、ポリエチレン系の単一素材で構成されており、リサイクルが容易なことが特長です。2025年度中の量産と販売を予定しているこのフィルムは、医療機器の包装ニーズを満たしつつ、環境負荷の低減にも寄与することが期待されています。

背景



近年、気候変動や資源の枯渇といった深刻な環境問題が浮上しています。特に、包装廃棄物の削減を図るためのリサイクル可能な包装材の需要が急増しています。従来の異素材を組み合わせた複合フィルムは、軽量化や防湿性といった優れた性能を持っていますが、素材の分離が困難であるため、リサイクルには多くの課題があります。このため、多くの場合焼却処理が行われ、その結果、二酸化炭素(CO2)や温室効果ガスの排出が問題視されています。これを受け、企業や消費者が協力して資源を効率的に利用していく必要があります。

欧州では、政府や国際機関が進めるプラスチック廃棄物削減に向けた政策が進展しており、リサイクル率向上を目指す具体的な取り組みが行われています。住友ベークライトは、このトレンドに応える形で、リサイクル可能な医療機器用包装材の開発に取り組んできました。

開発のポイント



新しく開発された医療機器包装フィルム「スミライト® CEL」は、当社の長年のフィルム加工技術を駆使しており、ポリエチレン系の単一素材を使用しています。このフィルムは、耐熱性や易剥離性、耐ピンホール性、熱成形性などの特性を備えつつ、リサイクル性を向上させることに成功しています。

この新しいモノマテリアルフィルムは、従来の異素材複合フィルムと同じ使用環境で使えるため、顧客は新しいフィルムへの移行を容易に行えます。医療機器包装のリサイクル化を実現し、環境への負荷をさらに減らすことが可能です。2024年には開発が完了し、現在は医療機器メーカーや包装材メーカーへの紹介が進められています。

仕様と特長



このフィルムの特筆すべき点は、ポリエチレン系単一素材で構成されているため、使用後に素材を分離する必要がないことです。そのため、リサイクルが非常にスムーズに行えます。また、異なる特性を持つポリエチレン系素材を巧みに組み合わせることで、従来の複合素材と同等以上の性能を実現しています。

住友ベークライトは、環境に優しい選択肢を提供し、持続可能な未来創りに貢献していきます。2025年度中にこの新しいフィルムの量産体制を整え、医療業界のニーズに応えていくことで、より良い社会の実現を目指しています。リサイクル可能な医療機器用包装フィルムは、今後の環境問題への一つの解決策として期待されることでしょう。


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会社情報

会社名
住友ベークライト株式会社
住所
東京都品川区東品川二丁目5番8号 天王洲パークサイドビル
電話番号
03-5462-4111

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