カーボン・オフセット第三者認証プログラムがスタート
一般社団法人炭素会計アドバイザー協会(名古屋市)は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、カーボン・オフセットの取り組みを支援する新たなプログラム「カーボン・オフセット第三者認証プログラム」を2026年1月26日より始めます。このプログラムは、環境省が定めた指針に基づき、信頼性の高い認証を提供するものです。
プログラムの背景と目的
過去、我が国では環境省によるカーボン・オフセット制度が運用されていましたが、2017年以降、その制度は終了しました。その後は、民間主導での取り組みに移行しました。このような背景から、当協会は環境省より当該事業のプログラム事業者として認可を受け、新たに「カーボン・オフセット第三者認証プログラム」を開始する運びとなりました。
カーボン・オフセットとは、個人や企業が自身の温室効果ガス排出量を把握し、削減努力を行った後、残った排出量を他の場所で実現された効果で埋め合わせる手法です。これにより、全体としての温室効果ガス排出量を削減することが目指されています。
認証ラベルの有効性
本プログラムの特徴として、環境省が承認した二つの認証ラベル「カーボン・オフセットラベル」と「カーボン・ニュートラルラベル」が用意されています。これにより、参加する事業者は、透明性と信頼性の高いプロジェクトを証明することができ、消費者や取引先、投資家に対する信頼感を向上させることが可能です。
プログラムを活用するメリット
カーボン・オフセット第三者認証プログラムを活用することで、企業や団体は多くの利益を享受できます。そのうちのいくつかを以下に示します。
1.
透明性の確保:第三者認証により、オフセットの内容や算定方法の妥当性が客観的に確認されます。
2.
説明の簡易化:認証を受けることで、取り組みの水準を示し、ステークホルダーへのコミュニケーションが容易になります。
3.
企業価値の向上:環境省のガイドラインに準拠した認証ラベルを使用することで、環境への貢献を「見える化」し、企業の差別化を図れます。
4.
業務プロセスの見直し:温室効果ガス排出量の可視化により、効率的な業務プロセスを促進する契機となることがあります。
5.
公正な環境コミュニケーション:グリーンウォッシュのリスクを避けるため、適切な情報提供が可能になります。
まとめ
カーボン・オフセット第三者認証プログラムは、温室効果ガスの排出削減に向けた公正で透明性のある取り組みを支援するため、システマティックな構造を提供します。このプログラムを通じて、参与企業や団体が持続可能な未来に向けた重要な一歩を踏み出すことが期待されています。多様な主体が連携し、環境への取り組みを進めていくため、このプログラムの活用は必須です。
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