現役熊本大学生2人がAIで業務効率化を目指すスタートアップ設立

2024年11月6日、東京都文京区に「株式会社もみじAI」が設立されました。創業者は、現役で熊本大学に在籍する2人の学生であり、彼らは最先端の人工知能（AI）技術を駆使して、企業の業務効率化を目指しています。

会社設立の背景

現在、アカデミアではAI技術の発展が進んでいますが、気になるのはその成果が企業にどの程度浸透しているのかという点です。総務省によると、生成AIを利用している企業の割合はわずか9.1%しかなく、多くの企業がその恩恵を受けていないのが現状です。
特に、東京と地方の間では大きな格差があります。この機会を捉え、熊本を拠点とし、AIの知見を活かしたサービスを提供することで、地方企業でもAIを積極的に活用できる環境を整えようとしています。

創業メンバーの紹介

江嶋宏優（代表取締役 CEO）は熊本大学理学部に在籍する学生で、AIエンジニアとしてのスキルを持っています。彼は東京大学の松尾研究室主催の深層学習講座で優秀生に選ばれ、また松尾研究所でのインターンを経験しています。

松岡伸龍（取締役 CTO）も同じく熊本大学で学んでおり、独立行政法人情報処理推進機構から「IPA未到アドバンスト2024」のイノベータに選ばれるなど、その才能が評価されています。

提供するサービス

もみじAIでは、AI技術を用いてビジネスに貢献するための幅広いソリューションを提供します。これには、業務効率化の具体的な手段としての高品質なAIチャットボットや、画像認識技術を使った工場の不良品検知、顧客データに基づくレコメンドシステムが含まれます。このように、さまざまな業界の課題に応じたソリューションをオーダーメイドで提供し、企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を促進します。