中野製薬が業界初!CO2削減に向けた取り組みを本格化
京都に本社を置く中野製薬株式会社は、頭髪化粧品業界において先駆的な取り組みとして、製品のカーボンフットプリント(CO2排出量)を算出しました。
同社は、三井物産株式会社が提供するカーボンフットプリント算定ツール「LCA Plus」を活用し、2024年4月に主力ブランド「タント」の11アイテムについて、原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体におけるCO2排出量を算出しました。
この取り組みは、日本国内の頭髪化粧品業界では初めての試みであり、中野製薬は、環境負荷の可視化と低減に向けた積極的な姿勢を示しています。
なぜCO2排出量の算出が重要なのか?
近年、地球温暖化による気候変動が深刻化しており、企業には環境負荷の低減が強く求められています。CO2排出量を可視化することで、企業は自社の活動が環境に与える影響を具体的に把握し、より効果的な対策を講じることができます。
中野製薬は、CO2排出量を算出することで、製品開発や製造における環境負荷を分析し、より環境に配慮した商品づくりを目指しています。
「タント」のCO2排出量を公開
中野製薬は、「タント」の各アイテムについて、CO2排出量を製品ページに公開しています。これにより、消費者は商品の環境負荷を理解した上で購入することができます。
同社は、今後、開示商品の拡充と温室効果ガス排出量の低減を図ることで、環境への配慮をさらに強化していく方針です。
中野製薬の取り組みが業界に広がるか?
中野製薬の取り組みは、頭髪化粧品業界におけるCO2削減に向けた動きを加速させる可能性を秘めています。
同社の先駆的な取り組みが、他の企業にも波及し、業界全体の環境意識向上につながることが期待されます。
中野製薬株式会社について
中野製薬株式会社は、1959年に設立された理美容プロフェッショナル向けおよび一般向けの頭髪化粧品の製造販売、並びに頭髪化粧品のODM(受託生産)事業を行う企業です。
同社は、「表面を装うような商品でなく、嘘のない商品をつくりたい」という創業理念に基づき、質の高い製品とサービスを提供しています。
参考情報
中野製薬株式会社:https://www.nakano-seiyaku.co.jp/
LCA Plus:https://lp.lcaplus-pf.com/
* 三井物産株式会社:https://www.mitsui.com/jp/ja/