大原選手、世界チャンプ
2015-08-07 12:00:04

明聖高校サーフィン部の大原洋人選手が世界チャンピオンに輝く!

8月2日、アメリカのロサンゼルス近郊に位置するハンティントンビーチで、全米オープンサーフィン大会(VANS US OPEN of SURFING 2015)が開催されました。ここで、日本の若きサーフィン選手、大原洋人さんが激闘の末、見事に世界チャンピオンの座を手にしました。

大会は、世界中から集まった強豪選手たちとの白熱した戦いが繰り広げられましたが、大原選手はファイナル進出を果たし、続く競技でもその力強さを存分に発揮しました。特に注目すべきは、彼が抜群のパフォーマンスで記録したスコア9.17です。これは、彼の得意とする力強いターンに裏付けられたスプレーが高く舞い上がる技術から生まれたもので、見事な逆転勝利と言えます。

大原洋人選手は、2012年に明聖高校に入学し、通信教育を選択しました。千葉県の長生郡一宮町という日本有数のサーフィンスポットに住んでいた彼は、自身の時間を柔軟に管理する通信教育の利点をフルに活用して過ごしていました。日中はサーフィンの練習に打ち込み、夜間は学業に励むというスタイルを確立しました。また、彼は在学中から数多くの世界大会に挑んでおり、国際的な競技経験を積んでいきました。

今年の3月には明聖高校を無事卒業し、さらなるスキル向上を目指してハワイに移住。世界中の選手たちと競い合いながら、本格的なトレーニングを開始しました。その結果、日本サーフィン連盟からA級の強化選手として指名され、将に日本のサーフィン界を背負う存在として期待されています。

2020年東京オリンピックでは、サーフィンが追加種目の最終候補として浮上しています。日本サーフィン連盟は、大原選手の優勝がその実現に向けた追い風になると考えています。全米オープンは、世界最高峰の世界チャンピオンシップツアー(WCT)の下部シリーズに位置づけられており、優勝者にはWCT出場に必要なポイントが与えられます。これにより、大原選手の今後の活躍から目が離せなくなっています。

明聖高校サーフィン部は、2000年に設立された千葉県初の私立通信制高校としての歴史を持ち、2010年にはサーフィン部を設け、これまで数多くのプロサーファーを輩出してきました。大原選手はその中で素晴らしい実績を残しており、実際、彼の姉である大原沙莉さんもこの高校に在籍し、2年生の時にボディーボード選手権で日本初の優勝を果たしています。

なお、8月25日から30日には、第50回全日本サーフィン選手権大会が千葉県の長生郡一宮町といすみ市で開催されます。そこでは、明聖高校サーフィン部から4名の選手が出場します。特に注目されるのが、女子ボディーボード部門に出場する3年生の岡澤紫織さんで、彼女は大会2連覇がかかっています。地元開催の中で、明聖高校サーフィン部のさらなる活躍が期待されます。

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