桜散る頃がエアコン試運転のベストタイミング！その理由とは

エアコン試運転の日、知らなかったでは済まされない！

毎年4月10日は「エアコン試運転の日」として定められています。この日が選ばれた理由は、夏の暑さが本格化する前に、エアコンの状態を確認しておくことにほかなりません。特に昨夏、エアコンが2週間以上使えなかった市民も多く「エアコン待機者」と称される方々が約32％に達しました。この調査はパナソニックが実施したもので、昨夏のエアコン修理や購入に関する実態を浮き彫りにしています。

去年のデータから何が分かったのか？

パナソニックの調査によると、エアコンを修理した人の32％、新規購入した人の24％が、エアコンを使用可能になるまでに2週間以上を要したといいます。この背景にあるのが、繁忙期による工事業者の予約が取れにくかったためです。つまり、エアコンが必要な時期に待機状態にされてしまうリスクが高いということを示しています。さらに、昨夏の試運転率は46％とのことでしたが、このうちの45％が不具合に気付いたと答えています。

試運転をしない理由とその実態

興味深いことに、エアコン試運転に関して、「内容を知らない」「聞いたことがない」と答えた人が実に53％存在しました。この数字は、エアコン運用における意識の低さを示しています。試運転を行わなかった54％の人たちが抱えるリスクとは、故障や異常が起こった際の対応が迅速でないことです。具体的に試運転を行った人の中で、最も多かった異常報告は「異臭」でした。

エアコン試運転の重要性

暖かくなり、気温が本格的に上昇する時期に入る前に、エアコンをしっかりと動かしてその状態を確認することが推奨されます。具体的には、室温より3℃以上低く設定して30分以上運転することが望ましいとされています。気象庁の予想では、今年の4月から6月にかけて気温が平年より高くなる見込みなので、早めの対策が必要です。

実践的なアドバイス

パナソニックでは、エアコン試運転の方法について、「エアーマイスター」が詳しく解説しています。エアコンの試運転は以下の3ステップで行ってください。まず、窓を開けて換気をしょう。次に、エアコンを動かし冷房運転に切替えます。そして、フィルターの掃除や内部のチェックを行ってください。特に、冬季に暖房を問題なく使用できても冷房での動作確認は別物なため注意が必要です。

ご自身のエアコンの健康状態を確認しよう

エアコンの機能を最大限に引き出すためにも、春先のチェックが肝腎です。この機会にぜひ試運転を実施し、不具合を未然に防ぐ対策を講じてください。パナソニックの公式サイトにはエアコン試運転のさらに詳しい情報が掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。エアコンを健康に保つために、今年はこの週末を利用して試運転を行ってみませんか？