岡山大学のCO2可視化挑戦
2024-08-02 05:50:17

岡山大学が企業との連携でCO2排出量を可視化する挑戦を開始

国立大学法人岡山大学が2024年に、企業のCO2排出量を可視化する新たな取り組みを始めました。このプロジェクトは、岡山県商工会連合会との協力の下、学生たちが製品のカーボンフットプリントを算定するワークショップとして実施されています。

昨年同様の企画が継続される中で、特に注目されるのが、このワークショップに参加する学生たちの熱意と、地元企業との密接な連携です。岡山大学の津島キャンパスにて開催された初回のワークショップには、11名の学生と3名の商工会職員が出席し、環境問題に対する理解を深めました。

ワークショップでは、岡山大学の研究・イノベーション共創機構の副本部長が中小企業におけるカーボンニュートラルへの取り組みについて説明し、続いて天王寺谷准教授が昨年度のワークショップの成果とカーボンフットプリントの重要性を話しました。このフットプリントとは、製品が原材料調達から廃棄、リサイクルまでに排出する温室効果ガスの量を測るものです。

参加企業の一つである岡山技研工業株式会社の社長も、その企業の事業内容について語り、学生たちからの質問が相次ぎました。製品の製造方法や原材料の調達先についての疑問は、学生たちの環境への意識や企業に対する興味の深さを示しています。このように、学生たちが実際に企業と関わることで、新たな視点を持ち、企業の取り組みを理解することができる機会を得るのです。

岡山技研工業株式会社の社長はワークショップの意義について、「新たな視点を持つことができた」とし、環境意識を高めながら学生たちと共に挑戦していく意気込みを表明しました。また、今後の取り組みとして、10月には岡山技研工業の工場を訪れ、製造プロセスを実地で学ぶことが予定されています。この実地学習により、学生たちは具体的なデータを収集し、年度内にカーボンフットプリントの算定を目指す予定です。

岡山大学は今年7月、環境省による「令和6年度地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」にも採択されました。この取り組みは、産官学金の連携を通じて地域全体の脱炭素経営を支援するものです。特に、岡山大学が持つ教育の側面を活かして得た知見を地域に還元し、環境への取り組みを地域全体に広めていくことが期待されています。

このように、多くの取り組みを通じて、岡山大学は地域の中核的な役割を果たしています。企業と学生の協力、教育を通じた環境意識の向上が、地域全体のサステナビリティに貢献することが期待されます。今後の岡山大学の活動から目が離せません。彼らの挑戦がどのような成果を生むのか、注目が集まります。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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