英単語アプリ「tonton」と広告収益化ソリューション「Playtime」
英単語学習アプリ「tonton」を運営するnessは、ドイツのadjoe GmbHが提供するオファーウォール広告「Playtime」を導入しました。これにより、アプリの収益が2倍に増加し、ユーザーの学習意欲も向上したという成果が発表されています。
tontonの特徴とユーザー層
「tonton」は無料で使える英単語学習アプリで、ユーザーが学習した量に応じてポイントを獲得でき、これらのポイントはPayPayやAmazonギフト券などの電子マネーに交換可能です。学習の進捗を可視化しながらインセンティブを組み合わせており、特に若年層から支持を受けています。利用者の70%は10代で、「勉強ついでにお小遣いを貯められる」という新しい学習体験が特徴です。
導入前の課題
tontonでは、勉強を日々継続させるために、1日に得られるコイン数に上限が設けられています。そのため、ユーザーのエンゲージメントを維持しつつ収益を最大化する仕組みに課題を抱えていました。特に、上限に達した利用者が「勉強の息抜き」や「ご褒美」として、さらにコインを獲得できる方法を模索していました。通常のオファーウォールは金融系の案件が多く、若年層にとっては興味がないものが多かったため、うまく機能しない印象がありました。
Playtime導入の決定
そんな中、報酬を得るためにゲームを通じた体験を提供できる「Playtime」を知り、興味を持ちました。導入の目的は二つ、1つは利用者に勉強の合間に多くのコインが獲得できる体験を提供すること、もう1つは若年層にも達成しやすい還元の高い案件を提供することです。
導入後の成果
Playtimeの導入後、tontonのARPDAU(広告視聴ユーザー1人あたりの1日平均収益)は他社オファーウォールと比べて最大12倍の成果を上げ、アプリ全体の売上も2倍に達しました。さらに、Playtimeを利用するユーザーのD7リテンション(7日後の継続率)は、非利用者と比べて平均11%も高い数値を記録し、勉強の合間にゲームを楽しんでいるユーザーは英語学習を継続する意向が強いことが確認されました。
nessの取締役の言葉
nessの共同創業者である蒲生智哉氏は、「tontonは毎日楽しく学習を続けられるアプリを目指して開発しています。Playtimeを導入することでゲームを楽しみながらコインを獲得する機会が増え、多くの利用者に新たな学習体験を提供できたことに満足しています」とコメントしています。
Playtimeについて
adjoe GmbHが提供する「Playtime」は、アプリ内に組み込まれることで、ユーザーが厳選された人気のアプリゲームから興味のあるタイトルを選んでプレイし、報酬を得られる仕組みです。adjoeは、1,000以上のゲームと提携し、年間6億人のモバイルユーザーとつながりを持っています。