ASUKIの個展「NO TIME, NO SPACE, NO MATTER」開催
アーティストのASUKI(アスキ)による個展が、2024年11月15日から17日までの3日間、東京都江東区の清澄白河にて開催されます。個展のテーマは「NO TIME, NO SPACE, NO MATTER」。今回の展示では、アーティストが「線」という手法を用いて目に見えない世界を表現する試みが行われます。
作品のテーマと内容
アスキは自身の作品を通じて、植物の意識を拡張し、無機物に命を吹き込むような表現に挑戦します。油彩の作品だけでなく、木彫りの平面作品や立体オブジェクトも展示され、各作品にはアーティストの独自の視点が込められています。特にオブジェクト作品にはドローイングが施されており、これは単なる装飾ではなく、無機物に与えられた「呼吸」と「意識」の流れを象徴しています。このような表現を通じてアスキは、肉体と外部環境との間に存在する薄い境界線について考察を行います。
展示空間は廃屋という独特の環境で、ここで時間や空間、可視世界を形成する物質について観客に問いかけます。「目に見える世界は本当に実在するのか?」というテーマのもと、参加者はアスキの作品を通じて自身と世界との関係性についての洞察を得ることができるでしょう。
開催概要
- - 期間: 2024年11月15日(金)~11月17日(日)
- - 時間: 13:00~20:00
- - 入場: 無料
- - 場所: 〒135-0023 東京都江東区常盤2-12-11
アクセス:
・都営地下鉄新宿線・大江戸線【森下駅】から徒歩4分
・東京メトロ半蔵門線【清澄白河駅】から徒歩5分
また、会場では限定アートブックも販売されます。これは全7シートとアートワークが付属し、価格は3,850円。アートブックには作品のエディションナンバーも含まれており、アスキの世界観を更に深く掘り下げるアイテムとなっています。
アーティストプロフィール
ASUKIは1973年に生まれ、東京藝術大学を卒業後、多くの若手アーティストの支援とプロジェクトのディレクションを行なってきました。また、身体や呼吸に関する研究を行うことで、人間の可能性について深い理解を得ています。ES(電磁波過敏症)を患ったことにより、彼は再び身体や意識についての探求を始め、ドローイングによる表現法に辿り着きました。自身のスタイル「LIKE DRAWING BREATH」を通じて、自己と世界との関係を線で表現することで、意識改革を目指しています。
ASUKIはInstagramでも作品を紹介しており、フォロワーとのコミュニケーションを大切にしています。これからの個展は、彼の独創的な世界観を存分に体験する機会となるでしょう。
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