国際物流業界の新たな連携が始まる
国際物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める株式会社Shippioが、関西総合システム株式会社が提供する国際物流事業者向けシステム「Forwarder-PRO」との連携を発表しました。この連携により、物流業務の効率化が期待されており、関係者の声が注目されています。
Shippio Worksとは?
Shippioが2024年9月に提供を開始する「Shippio Works」は、国際物流事業者と荷主企業のコミュニケーションを効率化するためのプラットフォームです。これまでは、電話やメールでの情報のやり取りが中心で、膨大な書類や進捗確認が行われていました。この「伝言ゲーム」とも言える状況を解消すべく、必要な情報をクラウド上に集約し、簡単に共有できる環境が整備されました。さらに、契約企業だけでなく、外部パートナーとの情報共有もシームレスに行えることが特徴です。
Forwarder-PROについて
「Forwarder-PRO」は、国際物流の基幹業務を支えるための機能を備えたクラウドシステムです。このシステムは、輸出入業務に必要な見積もりや手配、実績管理などを効率的に行うものであり、40年以上の経験に基づいて構築されています。この業界特化のシステムにより、物流業者は業務課題の解決が可能となります。
連携の具体的な内容
今回の連携では、「Forwarder-PRO」システム内に「Shippio Works」のデータ連携フォーマットが追加されました。この新機能により、Forwarder-PROを利用する国際物流事業者は、社内外の業務コミュニケーションをスムーズに管理できるようになるのです。従来はメールやExcelでの情報伝達が煩雑であったため、この連携によって業務の手間が大幅に軽減されます。
業務負担軽減につながる
関西総合システムの取締役営業部長である後藤氏は、「この連携は、ユーザーのニーズを反映し、実務での便利さを高めるものである」と述べています。国際物流においては、多くの業務が今なおアナログな手法に依存しており、情報の共有や管理が煩雑です。本連携により、業務負担が軽減されることが期待されています。
今後の展望
今後は、データ連携フォーマットの搭載を皮切りに、継続的な機能の拡張やAPI連携の実装を目指し、国際物流のDXを加速させていく方針です。Shippioは、他のシステムとの連携も強化し、貿易業務を一元管理できる体制を整えることを目指しています。
ウェビナー開催の告知
この新しい連携による効果や具体的な活用方法を紹介するウェビナーも開催予定です。2025年2月26日(水)11:00からZoomで行われるので、興味のある方はぜひ参加を検討してください。
Shippioのミッション
Shippioは「理想の物流体験を社会に実装する」というミッションを掲げ、国際物流プラットフォームを構築しています。顧客企業の国際物流DXを実現するため、デジタル技術を用いたビジネスプロセス構築を推進しており、今後の展開にも期待が寄せられています。