医療現場を変えるCubecの挑戦
医療の現場は常に進化し続けていますが、その中で特に重要なのが情報の管理と活用です。株式会社Cubecは、そんな課題に応えるべく臨床ナレッジAIを開発し、多くの医療従事者に利用されています。そして最近、京都キャピタルパートナーズから1,500万円の資金調達を実施しました。これにより、同社のプロダクト強化が一層推進されることが期待されます。
資金調達の背景
Cubecは、これまでに累計9500万円の資金を調達し、助成金を含めると総計2.45億円に達しています。今回の資金調達は、京都銀行と京都キャピタルパートナーズが出資したKCAPベンチャー1号投資事業有限責任組合を通じて実施されました。これによりCubecは、資金面の支援だけでなく、壮大なネットワークと豊富なノウハウも受け取ることができます。
Cubecの機能と進捗
臨床ナレッジAI「Cubec」は、医師による日々の診療における疑問に対して、最新の研究論文等に基づいた信頼性の高い情報を一瞬で提供するアプリケーションです。疑問を入力すると、その回答には情報元となる出典も付与されるため、医師は迅速かつ根拠に基づいた意思決定を行うことが可能となります。
本年5月のサービス提供開始以来、多くの医師から支持を受けています。中には、週に5日以上利用しているユーザーもいるという高い利用率を誇ります。具体的な使用例としては、診療中のクイックな質問や、診療が落ち着いたタイミングにおけるエビデンスの確認などが挙げられます。技術が医師の知識探求と業務効率化にどれほど貢献しているか、数値で見える化された証拠です。
将来の展望
さらに、Cubecは医療現場に特化した独自の学習データを積極的に蓄積しています。2025年9月末には、実践に必要な医学情報を追加した新たなバージョンをリリース予定です。これにより、より幅広い疑問に即座に対応できるようになることが期待されています。
人材採用に関する取り組み
現在、Cubecではリードエンジニアとデータサイエンティストを積極的に募集しています。これにより、ヘルスケアに特化したAIプロダクトの立ち上げに貢献したい方々にとって、素晴らしいチャンスです。興味のある方はぜひ、カジュアルな面談も歓迎しており、詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
会社概要
Cubecは「最善の医療を、すべての人の手の中に。」というミッションを掲げており、ヘルスケア分野でのAIの開発・販売を行う新興企業です。2024年には、国立循環器病研究センターからの公式なベンチャー認定も受けています。
今後もCubecの進化と医療における役割に注目していきたいところです。