手作り品の課題を克服し新たな記念品モデルを展開
一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&P(以下、P&P)は、千葉県柏市を拠点に、障害者の就労を応援する取り組みを進めている団体です。最近、P&Pは手作り品の分野において新たな「周年・記念品設計モデル」を発表し、その素晴らしい成果を発表しました。
手作り品が直面する課題
手作り品には多くの魅力がありますが、その一方で、製造や供給に関しては難しさがつきまといます。主な課題には、作家個人の技能の依存、品質のばらつき、納期の不安定さ、企業単位でのロット導入の難しさがあります。このため、多くの企業や団体は手作り品をに導入することに二の足を踏んでいました。
特に、福祉就労現場では育成期間や作業特性が異なるため、安定した供給を実現するのは難しいという現実がありました。P&Pは、こうした障害に対して新しいアプローチを試みることにしたのです。
新たな工程設計の導入
P&Pが新たに取り入れたのは、工程設計型のアプローチです。これにより、手作り品が抱えていた構造的問題を克服し、品質の均一化と供給の安定化を実現しました。具体的な施策としては、
1. 作業工程を分解し、段階設計を行う
2. 品質基準を明文化し、検品工程を統一
3. 視覚的な設計を取り入れた標準化を進める
これによって、定期発注への対応が可能になり、企業単位での安定供給が実現。さらに、製品の品質もノベルティとして受け入れられるレベルにまで向上させました。初級から最終工程までの段階設計によって、技能の向上と安定供給が同時に成立するようにしています。
記念品の新しい利用シーン
この新モデルは、企業の周年記念品や行政の周年事業において広く活用されることが期待されています。具体的には、企業の周年記念アイテムや行政の記念事業におけるオリジナルアイテム制作、さらには、ホテルの年末祝箸や入塾記念カードなど、多種多様なアイテムの制作に対応しているのです。
代表理事のコメント
この取り組みについて、代表理事の奥岳洋子氏は次のように述べています。「節目の場面で使われるアイテムが、人々の成長を支える構造になるよう設計してきました。手作り品の弱点と向き合い、今回の結果として企業導入可能な水準まで工程を整えてきたことが重要です。」
P&Pの目指す未来
P&Pは、手作り品の弱点を克服した記念品設計モデルを通じて、今後も障害者の雇用機会の創出や工賃向上を目指しています。「障害福祉の商社」として、福祉生産品のプロデュースに取り組み続けます。彼らの目標は、障害者が生きがいを感じながら、経済活動に参加できる社会を実現することです。これからの活動にも注目が集まります。
公式サイトはこちら:
P&P公式サイト