阪急電鉄が全87駅でタッチ決済利用を開始、便利な乗車方法を提供

阪急電鉄、タッチ決済乗車サービスを全87駅で導入

2023年10月29日（火）、阪急電鉄が全87駅において、クレジットカード等のタッチ決済による乗車サービスを新たに開始します。これにより、通勤や通学などの日常の移動がさらに便利になり、観光客にとってもスムーズな移動手段が提供されます。

新しいサービスは、個々の持つタッチ決済対応カード（クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード）や、これらのカードが設定されたスマートフォンを改札機の専用リーダーにタッチすることで、簡単に通過できる仕組みです。これにより、従来の切符購入の手間が省け、より迅速な乗車が可能になります。

ただし、本サービスは大人の普通運賃のみが対象で、小児運賃や割引サービスには対応していないことに留意が必要です。また、乗車区間に応じた運賃が自動的にカード決済され、引き落とし日は契約したカード会社によって異なります。詳細は各カード発行会社に問い合わせることが推奨されています。

今回のサービスは、阪急電鉄の全87駅で利用可能です。特に、神戸高速線の花隈駅も対象に含まれています。ただし、Osaka Metro堺筋線の天神橋筋六丁目駅は除外されているので注意が必要です。各駅には改札に専用リーダーが1台以上設置されており、迅速に利用できる環境が整えられています。

クレジットカードブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、そして銀聯が利用可能です。なお、Mastercard(R)については将来的に追加対応を予定しています。

タッチ決済を利用した場合の利用履歴は、交通決済サービス「Q-move」の公式サイトから簡単に確認できます。マイページに登録すれば、過去1年間の取引の履歴も把握でき、利用状況の管理が容易です。

阪急電鉄によるタッチ決済サービスの導入は、利便性を大幅に向上させるものであり、特にビジネスマンや観光客など多くの人々に恩恵をもたらすでしょう。今後も阪急電鉄は、利用者のニーズに応えつつ、より快適で便利な鉄道サービスを提供していく方針です。快適な移動手段として、新たな技術が光を放つことでしょう。