企業の成長と社会課題の解決を両立
近年、社会問題の一つとして取り上げられているシングルマザーの就労環境。これを受け、株式会社taliki(京都市)は、同社の運営するtaliki2号ファンドを通じて、株式会社CLACK(東京都渋谷区)が展開するシングルマザー向けプログラム「ジョブトランジット」に出資した。これにより、CLACK社の事業拡大と社会的インパクトの強化を後押しする意向を示している。
投資の背景とCLACK社の理念
CLACK社代表の平井大輝氏は、2018年にtalikiの社会起業家育成プログラム「タリキチプロジェクト」の参加者であり、NPO法人において困窮家庭の高校生を支援してきた経歴の持ち主だ。彼の経験をもとに、シングルマザーや子育て女性の就労問題を解決するため、AI時代に適応した新しい就労インフラを構築する目的でCLACKが設立された。
このたびの出資は、平井氏が実際の現場から得た深い洞察を基に、社会課題をスタートアップの力で解決しようとする強い意思に應えるもので、ポストAI時代における就労インフラの実現を加速するパートナーシップとして期待されている。
CLACK社の「ジョブトランジット」について
「ジョブトランジット」は、子育てと両立しながらスキルを手に入れ、次の職に移行できるプラットフォームである。具体的なサービスは以下の通り革新性に富んでいる。
1.
スマホ完結の学習カリキュラム
サービスは、スマートフォンでの短時間で完結する動画学習を提供。家事や育児の合間に効率よく就職準備ができる。
2.
個別キャリアプランの策定
専門アドバイザーとともに、各参加者の希望や適性に応じたキャリアプランを設計。これにより、自分の特性を活かした職種への移行を実現する。
3.
実践的な選考対策
応募書類の作成サポートから、特有の質問を想定した面接練習まで、選考に必要な準備が一通り整っている。
4.
「長く働ける」職場提案
育児に理解のある企業の求人を厳選して提示し、職場環境への適応も考慮している。
これらのサービスにより、特に不安を抱えるシングルマザーや子育て女性の支援が強化される。
CLACK社とtaliki社の考え
平井氏は自身がひとり親家庭で育ち、過去に多くの高校生を支援してきた中で、シングルマザーが抱える就職の困難さを痛感している。「この『ジョブトランジット』という事業を通じて、シングルマザーのポジティブな職の移行を実現したい」と語る。
一方、talikiの中村多伽代表は、シングルマザー支援に特化したサービスとしての価値を感じており、「平井さんの情熱と行動力に魅了され、今回の出資を決めた」と述べている。
出資を記念したイベントについて
この出資を記念して、オンラインイベントが開催される。参加者は、平井氏がNPOからスタートアップに転身した経緯や、出資に至った理由などを直接聞くことができる、この貴重な機会を通じて、今後の展望や企業理念についての理解を深められるだろう。
当イベントは無料で参加できるため、関心がある方はぜひご登録を。詳細は公式ウェブサイトにて確認を。
このように、talikiファンドの出資は、シングルマザーの就労支援という重要なプロジェクトの実現に寄与するものとして、注目を集めている。社会的課題の解決と企業成長が見込まれるこの取り組みは、今後の展開に期待が寄せられる。