TAKUMIモーターオイルがスーパーGT300クラス参戦決定！アウディチームの挑戦が始まる

TAKUMIモーターオイル、スーパーGT300クラスへの参戦

新しい自動車用オイルブランド「TAKUMIモーターオイル」が、スーパーGT300クラスに参戦することが決まりました。TAKUMIモーターオイルは、レースの激しさに耐えうる高性能なオイルを開発し、これからの挑戦に期待が寄せられています。

Audi Team Hitotsuyamaの10年目の挑戦

2012年からアウディR8 LMSでGT300クラスに挑むAudi Team Hitotsuyamaは、今シーズンで10年目を迎えます。このチームは第6戦鈴鹿でクラス優勝を果たした実績を持ち、日本で唯一のAudi JAPAN公式レーシングチームです。開幕戦の岡山国際サーキットでは、21号車が完走し13位となり、新たなシーズンが始まりました。

Bドライバーには、2020年のTCRジャパンシリーズで優勝した篠原拓朗が参加することが発表され、Aドライバーには川端伸太朗が引き続き起用されます。2人のドライバーはチームの力を合わせ、さらに高みを目指していきます。

TAKUMIモーターオイルの特徴

TAKUMIモーターオイルが開発した「X-TREMEシリーズ 5W-50」は、5,200ccの高回転型V10エンジンに特化したレーシングスペックオイルです。このオイルは、約10Lの大容量が必要で、ドライサンプ式エンジンに適しています。レースでの高温や高負荷の条件下でも、オイルはその性能を十分に発揮し、エンジンを守る役割を担っています。

2021年5月4日のレースレポート

静岡県の富士スピードウェイで行われたSUPER GT第2戦では、数々の困難に直面しました。エンジンの不調により、予選は最下位で終わりましたが、決勝では12ポジションアップの17位でフィニッシュしました。このレースはGTの中で最も長い距離で争われる「FUJI GT 500km RACE」で、特に各チームの戦略が試される場となります。

5月3日の公式練習中にエンジンの不調が発覚し、チームは急遽エンジンの載せ替えを決定。予選当日には間に合わず、そのままで予選に挑むこととなりました。結果、川端選手はA組15番手に終わり、最終的に29位からスタートするハードな状況となりました。

決勝レースの様子

好天に恵まれた決勝では、川端選手がスタートを担当し、着実にポジションを上げていきました。次に篠原選手が走行し、両者の息の合ったドライブで、最終的に17位でゴール。そうしたパフォーマンスが、TAKUMIモーターオイルの性能を実証する結果にもつながりました。

川端選手は「メカニックが尽力してくれたおかげで、決勝に挑むことができました。改良でさらに上を目指します」とコメントしました。また、篠原選手、、TAKUMIモーターオイルの開発者もそれぞれ自信を持って前向きな意見を述べており、今後のレースに期待が寄せられています。