香辛料・スパイスに関する調査結果、好まれる理由や使用法が明らかに

香辛料・スパイス調査結果の詳細

最近の調査によると、香辛料やスパイスの人気度がどのように変化しているのか、私たちの食生活における使用方法についての関心が高まっています。株式会社クロス・マーケティングが2024年に実施した調査は、全国の20歳から69歳の男女1,100人を対象とし、幅広い年齢層の意見を集めました。

香辛料・スパイスの好み

この調査が示した最も人気のある香辛料は「ペッパー（胡椒）」で、好きな人は全体の40.4%に及びました。次いで「しょうが」と「わさび」がそれぞれ3割程度の支持を得ています。また「七味唐辛子」「からし」「ニンニク」も人気を誇り、特に和風料理で使用される香辛料が多く好まれていることがわかりました。

興味深いことに、香辛料の好みは年齢と共に変化する様子が見受けられ、特に年齢が高い層においては、香辛料を好む割合が増加している傾向が確認されました。

使用の目的

香辛料・スパイスの使用目的は「料理に風味を加えたい時」が最多で、39.1%の人がこの目的を挙げています。また、27.4%は元々香辛料の入った料理を食べる際に使うと回答し、20.8%は下味として使用しています。特に女性においては風味を加えることや、レシピに基づいて使用する傾向が強いことがわかりました。この結果は、女性が料理を作る際には積極的に香辛料を活用していることを示しています。

使用したくなる瞬間

また、香辛料やスパイスを使った料理を食べたくなる瞬間については、3割以上の人が「刺激がほしい時」や「寒い日に体を温めたい時」と回答しました。特に「刺激がほしい時」という理由は、若年層において高い割合を示し、興味深い傾向が見られます。これに対して「暑い日に食欲が落ちた時」や「味付けのバリエーションを増やしたい時」といった回答は2割程度でした。

購入・保管習慣

調査では、香辛料やスパイスの購入及び保管に関する習慣も明らかになりました。「整理整頓し、すぐに見つけられるようにしている」という人が多い一方で、「賞味・消費期限が過ぎても使っているものがある」という回答も見受けられました。また使用頻度の高いものを目立つ場所に置いているとの回答も多く、効率的な使用が意識されている様子が伺えました。