健康管理システム連携
2024-10-07 19:05:20

ソニーとメディカルデータビジョン、新たな健康管理システムを連携

ソニービズネットワークス株式会社は、健康経営を実現するために、勤怠管理システム「AKASHI」とメディカル・データ・ビジョン株式会社が提供するPHR(パーソナルヘルスレコード)システム「カルテコ」との連携を開始した。このシステム連携により、出退勤時のデータ入力とともにメンタルヘルスの測定が行えるようになり、企業全体の健康状態の把握が進むことを目指している。

連携の狙いと背景


企業にとって、従業員の健康課題を解消する仕組みを整備することは不可欠である。しかし、個々の従業員の健康状態を正確に把握することには課題が多い。通常、健康状態を把握するためには定期的な検査やアンケートが行われるが、日々の健康の変化をリアルタイムで把握することは難しい。そこで、「AKASHI」の出退勤情報と「カルテコ」によるメンタルヘルス評価のシステムを結合することで、より正確にメンタルヘルスの状態を把握し、真の健康経営の実現を支援する。

システムの特徴


「AKASHI」と「カルテコ」の連携により、具体的にどのようにメンタルヘルスが測定されるのかをご紹介しよう。まず、従業員が出退勤時に「カルテコ」アプリを使い、画面の「出・退勤ボタン」をタップする。その後、アプリは顔認識を通じて脈拍数や呼吸数、自律神経のバランスを測定する。たった10秒で打刻が完了し、さらにその時のストレス度や疲労度の結果も表示されるのだ。このように、業務が始まる前にメンタル状態を把握できるのは大きなメリットである。

企業におけるメリット


企業側にとって、このシステムには多くの利点がある。人事や健康管理部門は、従業員のストレスや疲労を可視化でき、組織全体の健康状態をリアルタイムで分析することが可能になる。これにより、特定の従業員やグループに対して効果的なメンタルヘルス対策を講じることができる。また、個人情報の利用に関しても同意を取り付ける必要があるため、プライバシーにも配慮された設計となっている。

「カルテコ」とは


「カルテコ」は、個人の診療情報や健康診断結果を管理するアプリであり、スマートフォンを使っていつでも手軽にアクセスできる。ユーザーは非接触型の生体情報取得技術を利用し、顔をカメラで撮影することで脈拍数や呼吸数を簡単に測定できるため、自分の健康状態を瞬時に理解する手助けとなる。これにより、日常生活の中での健康管理が一層簡単になることが期待されている。

「AKASHI」について


また、「AKASHI」は使いやすさに重きを置いたクラウド勤怠管理サービスであり、従来の複雑な勤怠管理業務を簡素化するデザインが魅力だ。従業員は、出勤簿の確認や実績の修正が簡単にできる他、36協定設定や年休管理簿もスムーズに行える。そのため、法改正や複雑な就業ルールにもしっかり対応可能だ。

このように、ソニービズネットワークスとメディカル・データ・ビジョンの取り組みは、目まぐるしく変化する現代社会において、企業が健康を大切にし、従業員を守るための新たな一歩を踏み出したと言えるのではないだろうか。今後の展開が楽しみである。


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会社情報

会社名
ソニービズネットワークス株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティ ウエスト23階
電話番号
03-6892-0222

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