推し活の現状
2025-06-06 17:53:05

推し活の現状:男性の中断率が高く、経済的な影響も顕著に

推し活の現状:男性の中断率が高く、経済的な影響も顕著に



最近、株式会社ネオマーケティングが実施した「推し活」に関する調査が注目を集めています。調査期間は2025年4月24日から28日まで、全国の16歳以上の男女を対象に行われ、1,181名から有効な回答が得られました。本記事では、この調査から見えてきた推し活の現在の動向や傾向について詳しく探っていきます。

1. 推し活の広がりと現状



「推し活」とは、アイドルの追っかけやアニメキャラクターの応援など、自分のお気に入りの存在を応援する活動を指します。その認知度は年々高まり、一般的な趣味として多くの人々に受け入れられるようになってきました。今回の調査では、推し活に取り組んでいる割合が全体で11.3%と、前年の8.1%から大幅に増加し、特に若年層の女性が牽引しています。10〜20代女性の実施率は41.0%に達し、男性も微増しています。

2. 中断経験の多さ



調査によると、「推し活中断経験者」は約40%に達しました。この割合は特に男性に多く見られ、若年層ほど一時的に活動を控える傾向があります。具体的には、10〜20代男性の34.1%、女性の32.6%が一時的に控えた経験を持っています。ライフイベントが多いこの年代は、一時的な中断が見受けられるようです。

3. 支出に関する分析



推し活に対する月平均支出は、「0円〜1万円未満」が75.3%と約3/4を占め、昨年から小幅に増加しました。興味深いのは、男性30代の支出動向で、低価格帯に集中する傾向が見られます。一方、男性10〜20代では10万円以上の支出が増加しており、若年層には依然として「推しへの投資」が根強く残っていることが伺えます。

4. 時間の使い方



また、推し活に費やす時間に関しても調査が行われました。月平均の推し活時間は、「1時間未満」または「1〜5時間未満」が41.0%を占める結果に。全体的に見ると、推し活は短時間化していることが分かります。特に30代女性が育児や仕事の合間にスキマ時間を利用して推し活を楽しむ傾向があり、興味深い結果です。

5. 二極化の進行



推し活の参加期間を調べたところ、推し活歴が「半年未満」と「20年以上」の層がともに拡大しています。反対に、5年未満のミドル層は横ばいで、中断が少なく、二極化している様相が伺えます。新しいファンが増える一方で、長期間にわたるファンを抱える市場の健全性が示されています。

6. 経済的な影響



調査結果からは、推し活をやめたり、一時的に控えたりする理由として「金銭面が厳しくなった」という回答が目立ちます。特に、経済状況の悪化が直接的な理由となっていることが見受けられます。また、他の趣味を控える割合も高く、推し活が生活の優先事項になっていることが示されています。

結論



この調査結果は、「推し活」が単なる趣味を超えて多くの若者の生活に影響を与えていることを示しています。メディアや企業はこの変化に注目し、ファンとの接点をより多様化させることが求められています。今後、推し活がどのように進化していくのか、引き続き注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社ネオマーケティング
住所
東京都渋谷区南平台町16-25養命酒ビル
電話番号
03-6328-2880

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