骨粗しょう症検診の未来
2022-09-06 10:30:02

高齢化社会の救世主!骨粗しょう症検診用AI医療機器の開発

高齢化社会の救世主!骨粗しょう症検診用AI医療機器の開発



高齢化が進む日本において、骨粗しょう症は深刻な医療課題となっています。iSurgery株式会社が開発した「胸部X線写真から骨密度を推測するAI医療機器」は、この問題を解決するための新しいアプローチを提供します。日本国内には1300万人もの骨粗しょう症患者がいるといわれていますが、検診を受ける人はわずか5%にとどまります。なぜなら、骨密度を測定するためには専門の機器が必要であり、また、慢性の病気であるため受診の動機づけが難しいからです。

AI技術を活用した新たな検診方法



iSurgeryが注目したのは、一般的な胸部X線写真を活用することで、他の病気の検査の際に撮影された画像を二次利用する方法です。これにより、骨粗しょう症の検診受診率を大幅に向上させることが可能になります。AIを駆使した最新の画像解析技術によって、胸部X線写真から骨密度を推測することが実現しました。さらに、開発チームには経験豊富な医師やAIエンジニア、薬事スタッフが揃っているため、高精度のAIシステムと薬事申請が同時に進行できる体制が整っています。

社会の期待と企業の成長



このような背景を受け、投資先として注目されたのが、株式会社ディープコアとSTATION Ai株式会社です。彼らは、iSurgeryの技術が高齢化社会における医療問題を解決するための鍵になることを強く信じています。特に、骨粗しょう症は早期発見によって重症化を防ぐことができるため、この新しい医療機器は医療費の抑制にもつながると期待されているのです。

両社の投資担当者は、iSurgeryが開発したソリューションが地域医療の向上に寄与するとコメントし、今後の成長を支援する意向を示しています。

iSurgeryのビジョン



iSurgery株式会社の代表である佐藤洋一氏は、整形外科医としての経験を通じて、骨粗しょう症の早期発見と治療の重要性を痛感してきました。2019年からAIの研究開発を進め、社会課題の解決に向けて本製品の開発に取り組んできました。会議を重ねる中で、高齢者が「もっと早く治療していたら」と悔やむ人を一人も減らしたいという思いが強くなったと語ります。

株式会社ディープコアやSTATION Aiとの連携を通じて、iSurgeryの製品が社会に広く受け入れられ、健康寿命を伸ばす手助けとなることを目指しています。その成果が、骨粗しょう症患者の負担を軽減し、より快適な生活を手に入れる一助となることを願っています。

会社情報

会社名
iSurgery株式会社
住所
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-9-10 日本ライフサイエンスビルディング7
電話番号
050-5277-1473

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