株式会社AXが報告するAI活用の新たな潮流
法人向けのAI研修や実装支援を手掛ける株式会社AXは、2026年8月に発表した月次レポート「AX INSIGHT|AI実践伴走レポート」で、企業がAIをどのように活用しているのか、その実践的な状況を明らかにしました。最近のレポートでは、AI活用の焦点が単なる作業の自動化から、質の高い判断の持続的な改善にシフトしていることを示しています。
「AX INSIGHT|AI実践伴走レポート」とは
このレポートは、AXが企業に対してAIを導入し、業務として実現するための支援を行いながら得られた知見や相談内容を月ごとにまとめたものです。AIを実務に定着させるためには、単に処理を自動化するだけでなく、AIがどのような基準で判断を下すのか、結果を誰が確認し修正作業をどのように次回へ活かすのかといった設計が不可欠です。
2026年8月に寄せられたAI活用に関する相談テーマ
今月の支援現場では、次のような相談が多く寄せられています:
1. 担当者の経験に依存した判断をAIで評価基準として言語化
2. よい例のみでなく基準に合わない例も使用して判断のずれを検証
3. 修正内容を基準や指示に反映し出力品質を持続的に改善
4. 数値データとAIによる要約を分けて蓄積
5. 自動通知だけではなく、確認や会議、アクション決定に繋げるプロセスの設計
これにより、AIの役割が単なる作業の自動化から、しっかりとした判断の基準作りや、出力内容の検証、現場の意思決定に結び付ける運用設計へと進化しています。
実際のサポート事例
1. 広告クリエイティブ領域
広告クリエイティブ企業では、担当者の経験に依存していた評価基準を明文化する作業を進め、AIによるレビューが実現できるようにしていきます。担当者の判断基準を言語化し、複数の例を提供することでAIが適切な評価を行えるかを試行しています。これにより、属人的な判断を減らし、AIが学べるデータベースを構築しています。
2. 営業支援企業
営業組織を有する企業では、口頭で行われていたフィードバックを記録として残す仕組みを整備しています。これにより、改善の履歴が残せるようになり、AI分析を効果的に使える基盤が作られています。
3. Web集客企業
Web集客に取り組む企業では、数値通知の流れを見直し、施策に関するデータを会議で振り返り、次のアクションを決定するプロセスを設計しています。これにより、数値データが意思決定に役立つ形で活用されるようになっています。
2026年8月の傾向
最近の支援現場では、AIを活用する上での新たな動向が見えています。AIの利用はもう自動化だけでなく、判断の質を向上させることやそれを現場に繋げる作業が求められています。重要なのは情報の提供だけではなく、担当者の判断基準を言語化し、良い例と不十分な例で検証を行い修正の流れを整えることです。
このように、AXはAIが開始する業務の範囲を拡大しつつ、依然として人間の創造性や責任のある確認が求められる場面を踏まえた支援を行っています。業務自動化のその先を見据え、判断基準や進行状況の確認、業務の継続可能性を高めていくことが求められているのです。
AXについて
株式会社AXは「1000万時間を解放し、世界の創造性を爆発させる」という目標のもと、企業に対してAI研修やシステム開発を通じて業務効率化や価値向上を支援しています。AIを“使う”だけでなく、組織として”AIと共に働く”環境を実現し、生産性の向上や働き方改革を推進しています。