結婚に必要なすべてを網羅するカオスマップの公開について

『出会い・交際・結婚・家族支援サービスカオスマップ2019』の公開

出会い、交際、結婚、家族といったライフステージに関連するサービスを整理した、画期的な『カオスマップ2019』が発表されました。このカオスマップは、生活段階を4つのカテゴリーに分け、それぞれのサービス提供方法をオンラインまたはオフラインといった形式で分類しています。具体的には、【出会い】にはマッチングアプリや結婚相談所、婚活パーティーなど、【交際】ではカップルアプリや出張撮影サービス、【結婚】においては結婚情報サイトや相談カウンター、そして【家族】においては妊娠・出産サポートや子育て情報メディアが挙げられています。

背景と目的

近年、スマートフォンの普及に伴い、出会いの手段は飛躍的に多様化し、また核家族の増加や女性の社会進出など、社会構造が大きく変わっています。このような背景の中で、人と人との新たなつながりを生む「結婚」では、マッチングが今まで以上に重要になっています。エン婚活エージェントが提供するオンライン結婚相談所などの新しいサービスだけでは「結婚成功」を実現するのは難しいと感じ、各ライフステージに最適なサービスを見極める手助けをしたいとの思いから、このカオスマップを作成しました。

各カテゴリーのトレンド

出会い領域

マッチングアプリ
2000年代初頭から始まったマッチングアプリは、スマートフォンの普及によって多くの人々に利用されるようになりました。サイバーエージェント子会社の報告によると、2023年のオンライン恋活・婚活サービス市場規模は852億円に達する見込みです。特に「omiai」や「Pairs」など、実名利用を促進するアプリが信頼を高め、出会いの一手段として定着しています。

結婚相談所
結婚相談所は明治時代から存在し、昭和に多くの種類が誕生しました。その中には仲人がいる「仲人型」とデータベースを利用した「データマッチング型」があり、現在も大手企業が多く参入しています。しかし、昔から残る「恥ずかしい」「怪しい」「高い」といったイメージが依然として存在します。これを打破すべく「エン婚活エージェント」や「nacodo」といった新しいオンライン結婚相談所が台頭。コストを抑えつつも成果を生み出せる環境が整ってきています。

交際と結婚領域

交際領域
恋人同士の関係を深めるためのカップルアプリも人気です。これには記念日をチェックするアプリやスケジュールを共有するものもあり、恋愛をよりスムーズにする役割を果たしています。しかし、まだサービス数は多くありません。

結婚領域
少子高齢化が進む日本では、結婚の形式も多様化しています。ナシ婚や事実婚が増え、ウエディング市場は依然として大きな潜在価値を持っていますが、成熟市場のため新たなプレイヤーは少なくなりがちです。