桜の魅力を介護施設に!「桜プロジェクト」始動
新年度が始まるこの季節、日本中が桜の美しさに包まれます。しかし、外出が難しい介護施設の利用者の方々にとって、春の訪れは特別なものとなり得ないこともあります。そんな中、株式会社プラスロボと東京トラベルパートナーズが共同で立ち上げた「桜プロジェクト」は、全国各地の桜をライブ中継で届ける新たな試みです。
桜プロジェクトの概要
「桜プロジェクト」は、遠隔地にいる人々にも桜を楽しんでもらうために、テレビ電話ツール「ZOOM」を活用し、桜の名所からリアルタイムで映像を配信します。介護施設にいる利用者様は、外出することなく、まるでその場にいるかのように満開の桜を楽しむことができます。プロジェクトの実施には、スキマワーカーの「スケッター」が欠かせません。全国に登録者がいるこのサービスを通じて、多くの桜の名所に足を運び、自らのスマートフォンを使って中継を行います。
プロジェクトが生まれた背景
新型コロナウイルスの影響で、各種レクリエーションが制限される中、特に人気の高い花見の行事を自粛せざるを得ない状況が続いてきました。このような現状を受け、介護施設にいる人々に少しでも春の訪れを感じてもらうために、「桜プロジェクト」はスタートしました。利用者様に桜の美しい映像を届け、彼らの心を癒すことがプロジェクトの目的です。
スケッターとは
「スケッター」は、資格を持たない業務や身体介助以外の業務を支援するために設計されたサービスです。介護業界未経験者でも自分の得意なことを活かして、介護施設でのお手伝いができる機会を提供しています。今まさに、全国の施設で1000人以上の登録者が活躍しており、実に多様なサービスが提供されています。
スケッターでできるお手伝い
具体的には、以下のような業務を提供しています。
- - 音楽や創作、ゲームなどのレクリエーション
- - 利用者様とのコミュニケーション(傾聴やお茶出しなど)
- - 季節の行事や誕生日会のサポート
- - 食事や入浴、清掃などの日常業務のサポート
こうした多岐にわたる業務を通じて、介護現場にも新たな活気をもたらすことが、スケッターの狙いです。
旅介とは
一方、東京トラベルパートナーズが運営する「旅介」は、全ての人が気軽に外出できることを目指しています。介護施設の利用者様でもVR技術を使ったバーチャル旅行体験や、特別なゲストを招いた旅行プランも実施しています。これにより、外出が難しい方々にも旅行気分を味わってもらうことができます。
桜プロジェクトにおける旅介の役割
桜プロジェクトでは、旅行会社が提供するお花見ツアーも大きな魅力のひとつです。介護施設向けに特別に設計されたバスツアーでは、参加者に桜前線に合わせた場所へのお花見体験を提供するほか、あらかじめご当地のお土産を送付することで、映像と現実の感動を融合させる新しいツアーを提案しています。
お問い合わせについて
「桜プロジェクト」への参加や詳細な情報は、各サービスの公式サイトからアクセス可能です。
この「桜プロジェクト」は、介護施設の利用者様に素晴らしい桜の体験を届けるだけでなく、地域の魅力を再発見するきっかけにもなります。春の訪れとともに、全国の桜を通じて多くの人々が再び繋がることを期待しています。