地域デザインアカデミー
2019-09-05 11:02:24

地域の人材を育成するふるさとデザインアカデミーが始動

ふるさとデザインアカデミーの全貌



地域に根ざしたデザインプロデュースを支援するために始まった「ふるさとデザインアカデミー」が、本年7月に本格的にスタートしました。このプロジェクトは、経済産業省と中小企業庁の委託を受けてのもので、デザインと経営の視点を結びつけ、地域の人材を育成することを目指しています。

プロジェクトの目的



アカデミーの根本的な目的は、地域の事業者がデザイン経営を実践し、効果的にデザインを活用しながら地域の経済を活性化させ、地域が抱える課題を解決することです。このために、プロジェクトは二つのフェーズで構成されています。

第1フェーズ: 短期集中型プログラム



このフェーズでは、全国20カ所で「短期集中型プログラム」を実施しており、基礎的な研修やワークショップを通じて、約600名の研修生が参加しています。参加者たちは、デザインについての基礎知識を学ぶとともに、デザインプロデュースの考え方やプロセスを体験する機会を得ています。

第2フェーズ: デザインプロデュースプログラム



次のステップでは、デザインプロデュースプログラムが展開されます。このプログラムでは、全国の約50組の「事業者×支援者」のチームが参加し、2020年2月までの期間中に、実際の現場での商品やサービスのデザインにチャレンジします。

rooms39への出展



その一環として、9月4日から開催される「rooms39」では、このアカデミーのプロジェクト紹介をするブースが設けられています。ここでは研修生たちが顧客ニーズの把握や、バイヤーマッチングの精度を高める複数の実習も同時に行います。来年2月に開催される「rooms40」へ向けて、磨き上げた商品やサービスのプロトタイプ出展も計画中です。

プロジェクト概要



プロジェクトの詳細は以下の通りです:
  • - 実施期間: 2019年7月下旬~2020年3月
  • - 対象者: 地域のデザイナーや商工会、教育機関の教職員、地域の事業者など
  • - 研修参加費: 無料
  • - プログラム内容:
- 基礎研修(2日間)
- ワークショップ(2日間)
- 現場実習
- 評価実習(東京での研修)

開催地の多様性



「ふるさとデザインアカデミー」は、北海道から沖縄まで、多様な地域で活動しており、参加者が地元の特性やニーズを考慮しつつ、デザインの力を活かしていくことを期待しています。

まとめ



「ふるさとデザインアカデミー」の取り組みは、地域経済の活性化だけでなく、人材育成や地域課題の解決に寄与する重要なプロジェクトです。今後の展開に目が離せません。

会社情報

会社名
経済産業省、中小企業庁
住所
東京都千代田区霞が関一丁目3番1号 
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。