グローリーが森永乳業にデータコネクティングサービスを開始
グローリー株式会社(代表取締役社長:原田 明浩)は、消費者データ活用の新たな一歩として、森永乳業株式会社(代表取締役社長:大貫 陽一)へ「データコネクティングサービス」の提供を2023年7月14日に開始しました。このサービスは、スーパーマーケットやドラッグストアといった流通小売業の会員情報を、飲料や食品、化粧品、日用品などを取り扱うメーカーの会員情報と結び付け、各店舗での購買データをメーカーに提供するものです。
この新しいデータコネクティングサービスは、森永乳業と株式会社東急ストア(代表取締役社長:大堀 左千夫)の会員情報を一つにまとめ、消費者の購買行動をより深く理解するための手助けとなります。具体的には、公式LINEを通じた情報配信が消費者の来店や購買行動にどのように影響を与えるかを検証する予定です。
データの活用がもたらすメリット
このサービスを活用することで、森永乳業は消費者の嗜好や購入パターンを詳細に分析することが可能になります。マーケティング戦略をより効果的に立案するために、消費者の行動データに基づいて商品展開やプロモーション活動を改善することが期待されます。また、メーカー側は、自社製品の売れ筋や、消費者の購買意欲を掴むための貴重なデータを手に入れることができ、より的確な経営判断を行えるようになります。
今後の展望
グローリーは、データ連携サービスを通して得られる情報をもとに、さらなるオープンイノベーションを推進し、流通小売業とメーカー双方に利益をもたらす新しいソリューションの開発に取り組んで参ります。これにより、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しし、業績の向上に寄与することを目指しています。
業界全体がデータ活用の重要性を再認識する中、グローリーの取り組みは、データの力で新たな選択肢を提供し、流通小売業の未来に革命をもたらす可能性を秘めています。このようなサービスの進展が、消費者にとってより魅力的な市場を形成することにも繋がるでしょう。
LINEとの連携
なお、今回のサービスにおいてもLINEが重要な役割を果たします。LINEは、LINEヤフー株式会社の商標または登録商標として、消費者と企業を結ぶ重要なコミュニケーションツールとしての地位を確立しています。公式アカウントを通じて行われる情報配信は、消費者とメーカーとの距離を縮め、新たな関係性を築く手助けとなるでしょう。
グローリーと森永乳業のデータ連携が、今後どのように市場に影響を及ぼすのか、大いに期待されます。