三井倉庫ホールディングスがCO2排出量算定ツールで特許取得

三井倉庫ホールディングス、CO2排出量算定ツールの特許取得



三井倉庫ホールディングス株式会社は、2022年8月に特許出願を行ったCO2排出量簡易算定ツール「MS CO2 Navigator」に関連する技術について特許を取得したことを発表しました。このツールは国内外の輸送業界に役立つことを目的としており、特にCO2排出量の算定を簡素化することを重視しています。

「MS CO2 Navigator」の特徴



当ツールは、ユーザーが「貨物重量」「輸送手段」「出発/到着地」の3つの情報を入力するだけで、CO2排出量を簡単に算定できる機能を持っています。また、入力補助機能として入力候補が提案されるサジェスト機能や、地図上から直感的に地点を選択できる機能も搭載されています。これにより、専門知識がなくても簡単に排出量を算定できるだけでなく、入力工数を大幅に軽減することが可能です。

算定後、結果は地図、表、グラフなどで表示されるため、視覚的にも理解しやすく、異なる輸送手段間の比較も容易に行えます。このような利便性により、多くの企業にとって利用しやすいツールとなっています。

特許に関する情報



取得した特許は特許第7627249号であり、発明の名称は「温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラム」です。この特許は2025年1月28日に登録され、同社の進化する技術力を示すものとなっています。

サステナビリティへの貢献



三井倉庫グループは、社会課題解決に貢献するためのサービス開発を重視しています。特に「SustainaLink(サステナリンク)」というプログラムを通して、顧客のサプライチェーンのサステナビリティ向上を支援しています。CO2排出量を簡単に算定できる「MS CO2 Navigator」の他にも、物流データを基にした一括・詳細なCO2排出量算定サービス「MS CO2 Analyzer」も提供しています。

この取り組みにより、サプライチェーンの脱炭素化を実現し、持続可能な社会の形成に貢献することを目指しています。

終わりに



三井倉庫ホールディングスは、「社会を止めない。進化をつなぐ。」を企業の基本理念として掲げており、今後も物流事業を通じて社会課題の解決に努めます。この新たな特許取得を契機に、さらなるサービス向上と持続可能な未来の実現に向けて邁進していくことでしょう。

会社情報

会社名
三井倉庫ホールディングス株式会社
住所
東京都港区西新橋3-20-1
電話番号
03-6400-8000

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。