小学館の新プロジェクト「JS研究所」が女子小学生の声を届ける

小学館が新たに立ち上げた「JS研究所」は、女の子向け雑誌「ぷっちぐみ」と少女まんが誌「ちゃお」が協力して発信するプロジェクトです。このプロジェクトは、女子小学生のリアルなライフスタイルや嗜好を探ることを目的としており、実際に1000人以上の女子小学生から集めたアンケート結果が定期的にレポートされます。

JS研究所の意義とは？

「JS研究所」は、女子小学生が抱える素直な思いや興味を知り、これを雑誌制作や企業とのコラボレーションに活かすことを目指しています。アンケート形式はこれまで通り手書きで、毎月約1万枚のハガキが編集部に届きます。これにより、女子小学生の熱意や本音がダイレクトに反映され、彼女たちのリアルな声として誌面に息づけることが可能になります。

BIGアンケート2022ライフスタイル編

2022年のアンケートでは、女子小学生のライフスタイルに関する数々の興味深いデータが明らかになりました。特に、「今年の夏に行きたい場所」という問いには、約4割以上の回答者が「プール」と答え、屋外でのアクティビティに対する関心が高まっていることがわかりました。新型コロナウイルスの影響で、自由な活動ができない時期もあり、みんなで楽しめる場を求めているのかもしれません。

SNSとYouTubeの影響

また、女子小学生の7割が「YouTube」を普段から視聴していることも注目のデータです。人気のYouTuberとしては「HIMAWARIちゃんねる」や「フォーエイト48」など、同世代の子どもたちのチャンネルが特に好まれています。動画コンテンツが小学生女子にとって欠かせない娯楽となっている現状が、今回の調査から浮き彫りになりました。

メイクへの関心

さらに、「ちゃお」の読者を対象にしたメイクに関する質問では、約半数がメイクの経験を持っていることが判明しました。興味がある子どもを含めると約9割に達し、メイクが彼女たちの生活において重要な要素であることが認識されています。マスク生活の影響で、特にアイメイクに関する関心が高いとのことです。また、色つきリップは人気アイテムとして不動の地位を占めています。

睡眠時間は大切

また、女子小学生の平均睡眠時間は約9時間21分であることも明らかになりました。起床時間や就寝時間から、彼女たちの生活リズムも伺うことができます。好きな授業や放課後の過ごし方に関する質問には、アクティブに遊びを楽しむ姿が描かれています。

未来の職業意識

最後に、将来なりたい職業に関する問いに対しては、「ケーキ屋さん」や「漫画家」が上位を占める結果となりました。これは、女子小学生が夢を持ちながら日々の生活を楽しんでいることを示しています。また、最近では自分の力で何かを作り上げることへの志向が強いそうです。

「JS研究所」を通じて、女子小学生の多様な声が発信されることを期待したいですね。今後も定期的なレポートに注目です。