障がい当事者と共に描く未来「tsunagari」設立の意義とは

障がい者の未来を切り拓く「tsunagari」の設立

2022年11月、一般社団法人「tsunagari」が設立されました。この団体は、障がい当事者の松川力也を中心に活動しており、障がい者とその支援者が共に手を取り合い、多様な可能性を生み出すことを目的としています。特に、障がい者が直面する情報格差を解消し、選択肢の増加を目指しています。

クラウドファンディングの成功

その活動の一環として、2022年6月22日から7月31日にかけて実施されたクラウドファンディングでは、「障がい者の一歩を踏み出すきっかけを作りたい」というテーマで支援を募りました。このプロジェクトが成功したことで、イベントの拡大や法人設立に向けた大きな一歩を踏み出すことができました。

「tsunagari」の理念と活動内容

「tsunagari」のビジョンは「多様性・可能性が溢れる世界を創る」ことです。そのために、「情報格差を無くし、選択肢のある社会を創る」という使命を掲げています。

活動は主に3つの事業に分かれています:
1. ウォーク（walk）: イベントの企画や運営を行い、障がい者やその支援者が交流する場を提供。
2. 結び（musubi）: 障がい当事者による情報発信を行い、声を届ける活動。
3. より良いデザイン（YoriYoi）: Webサイト制作を中心としたサブスクリプションサービス。

公式ウェブサイトでは、これらの事業についての詳細が掲載されています。

障がい者支援旅行プロジェクト

さらに、2022年9月からは協賛企業「メディシェアJAPAN」と協力し、旅行支援プロジェクトを実施しています。具体的には、障がい当事者を対象とした東京ディズニーリゾートへの旅行企画などを通じて、一般社会とのつながりを深めています。

今後の活動とイベント予定

「tsunagari」では、引き続き地域社会における障がい者支援の重要性を広める活動を進めている最中です。現在、メンバーは約20名で、理事には鈴木隼人、飯塚淑江といった障がい当事者やその支援者も参画しています。

今後予定しているイベントとして、11月19日には「出逢いとオシャレ」をテーマにしたオンラインイベントが開催されます。脳卒中の当事者、理学療法士、起業家が登壇し、参加者と共に交流します。詳細はこちらから確認できます。さらに、12月18日には「夢に向かう歩み」をテーマにしたイベントも予定されており、こちらもオンラインでの開催です。

社会の”つながり”を創るメンバーを募集

「tsunagari」の活動は今始まったばかりであり、今後もより良い社会を創るための仲間や企業、団体を募集しています。障がい者の視点を取り入れた社会づくりに関心のある方は、ぜひ参加を検討してください。

代表理事の松川力也について

松川力也は、14歳の時に脳内出血を経験し、その後21歳で言語聴覚士としての資格を取得しました。障がい者の人生における選択肢を広げることを目指し、講演会や取材活動を行い、現在は障害福祉領域で複数の法人を運営しています。彼のリーダーシップの下、障がい者支援の新たなモデルを提案し続けています。

「tsunagari」は、障がいの有無にかかわらず、誰もが参加できる社会を一緒に創り出していくことを目指しています。関心がある方はぜひ、お問い合わせください。