日本の文化を食卓へ
近年、和室の減少により、畳に触れる機会が少なくなっている現代の日本。そんな中、畳の魅力を再発見し、口にしてもらうために誕生したのが「食べられるお箸(畳味)」です。これは、和文化を見つめ直し、また皆さんに出版してほしいと願う気持ちから生まれました。
新たな試み、味わいの畳
「食べられるお箸(畳味)」は、いぐさを原料とし、その豊かな風味をお箸に閉じ込めています。この製品は、熊本県八代市で栽培された食用いぐさを使用しており、いぐさに含まれる食物繊維の量は、なんとレタスの約60倍にもなります。サクッとした食感と香ばしさを実現するために、低温でじっくりと焼き上げているのも特徴です。
受け継がれる技術
このユニークなお箸は、職人の手によって一本一本丁寧に作られています。製造を担当したのは愛知県の株式会社丸繁製菓。社長の榊原繁彦氏は、「40年間の経験の中でも特に難しかった」と語りますが、試行錯誤の結果、自信を持ってこの製品を世に送り出すことができたと強調しています。
限定販売、各地での取り扱い
「食べられるお箸(畳味)」は、現在、東京都と熊本県の特定の店舗で取り扱われています。東京都の新橋に位置する熊本郷土料理のお店『うまと』では、1日20膳の限定提供を行い、熊本市の『藺家』では200膳数量限定での取り扱いがあります。また、銀座の『CASA Afeliz Ginza』ではいぐさを使った独自メニューとともに提供されるそうです。
SNSでの反響
このユニークなお箸は、SNS上でも非常に大きな反響を呼びました。「畳の味が気になる」との声はもちろん、「なぜ畳をお箸に?」といった興味を惹きつけています。今後、より多くの人々にこの食文化を知ってもらうため、会社側は販売促進にも力を入れていると言います。
海外展開の計画
さらに、この製品の魅力を海外にも広めるために、今回新たに海外サイトも公開されました。日本だけでなく、海外の方にもこの食べられるお箸(畳味)の存在を知ってもらい、日本の和文化の素晴らしさを感じていただくことを目指しています。興味のある方はぜひ、以下のURLをご確認ください。
今後の展開
「食べられるお箸(畳味)」の販売場所については、詳細が決まり次第、改めてアナウンスされる予定です。現代の日本人に新たな食文化体験を提供するこの試みに、ぜひご期待ください。