環境に配慮した急速冷凍機「Storm Freezer」の登場
株式会社エムプラスが新たに販売を開始したのが、液体急速冷凍機「Storm Freezer」です。この製品は、“二刀流ノンフロン駆動”という革新的な技術を採用しており、環境に対する配慮を最大限に反映した設計が特徴です。
脱炭素社会に貢献する新技術
近年、脱炭素社会の実現に向けた動きが世界中で広がっています。日本政府も2030年までに温室効果ガスを46%削減すると掲げ、その中にはフロン類の使用制限が大きな課題となっています。これまで多くの冷凍機器に冷媒として使われてきたフロン類は、地球温暖化やオゾン層破壊の原因となり得る物質です。
「Storm Freezer」は、ノンフロンエンジンと自然冷媒の両方を使用することで、脱炭素社会に適合する商品を実現しました。これにより、エネルギー効率を高めることが可能になり、環境負荷を軽減しつつ、安心して使用できる冷凍機として好評を得ています。
特徴的な冷凍機能
1. 特殊水流技術による高効率冷凍
「Storm Freezer」は、稼働温度帯-35℃から-50℃での使用を想定していますが、特に優れた点は当社独自の特殊水流技術による高効率の凍結が可能なことです。-50℃の環境でも凍結液が凍らず、効率よく凍結を進めることができるため、短時間での急速冷凍が実現しました。
2. 省エネ型の家庭用電源対応
通常、急速冷凍機は三相200Vの電源を使用することが主流ですが、「Storm Freezer」は家庭用の単相100Vでも稼働可能です。この仕様により、電気代のコスト削減も実現。この商品は特に容量75ℓで温度帯-35℃を維持する設計がされています。
未来へ向けた進化
エムプラスは「Storm Freezer」販売に伴い、2024年10月11日に京都の烏丸御池にショールーム・ラボをオープンします。これにより、顧客は実際に製品を体験でき、ジェラートマシンやソフトクリームマシンによるアイス類の製造も行えるスペースが提供されます。冷凍食品の開発を希望される方には、テストキッチンも利用可能です。
お問い合わせ
「Storm Freezer」に興味がある方は、ぜひショールームを訪問してその実力を体験してみてください。見学は完全予約制ですが、多くの方に環境に優しい冷凍機の利点を知っていただきたいと思います。詳細はエムプラスのウェブサイトにて確認できます。
企業理念
エムプラスは「環境視点を重視するモノづくり」を理念に掲げ、厨房機器を中心とした幅広い製品を開発・製造・販売しています。環境ビジネスへの貢献を目指し、冷凍機器に関するコンサルティングサービスも展開しています。「Storm Freezer」は、その理念を具体化した製品として期待されています。