春日市が革新！子育て支援サービスのデジタル化が実現

春日市が子育て支援をデジタルで強化！

福岡県春日市は、「寄り添い、分かち合い、子どもすくすく、みんなにこにこ」を基本理念に掲げて、地域全体で子育て家庭を支援する施策を進めています。2020年4月に導入された母子手帳アプリ『母子モ』に続き、2023年3月には新たに『子育てDX』というデジタルサービスが追加されました。これにより、妊娠届出やオンライン予約が簡単に行えるようになりました。

特に注目すべきは、2023年4月から導入された「質問票サービス」です。アプリを通じた妊娠届出の申請率がなんと100%を記録し、その利用は今も継続して高い状態です。この取り組みは地域の子育て支援を一層充実させるものとして、保護者から高く評価されています。

利便性を追求した子育て支援

この度、春日市は乳幼児健診と小児予防接種サービスのデジタル化を決定しました。このサービスでは、健診時の問診票や予防接種時の予診票がアプリを通じて簡単に提出でき、その結果もスマホ上で確認可能です。これにより、当日の待ち時間を大幅に削減し、混雑を避ける効果が期待されています。

また、医療機関からのデータが迅速に自治体と共有されることで、自治体は子どもたちの健康状態を素早く把握し、必要な支援が可能になります。このように、事務作業の軽減にも繋がり、保護者や医療従事者の負担を大幅に軽減しています。デジタル化により、小児予防接種の接種判定も効率的に行えるようになり、安全性も向上しています。

未来を見据えたビジョン

春日市の目標は2030年までに、妊娠から育児までのすべての手続きで、必要な情報をいち早く保護者に届けることです。『子育てDX』では、厚生労働省の指針に則った乳幼児予防接種のデジタル化に取り組むなど、さまざまな施策を進めています。これにより保護者の不安や負担を軽減し、安心して子育てに専念できる環境を作り出すことを目指しています。

様々な機能を提供するアプリ

春日市が推奨する母子手帳アプリ『母子モ』では、妊産婦と子どもの健康データの管理だけでなく、予防接種スケジュールや育児に関するアドバイスなど、多彩な機能が用意されています。また、家族とのデータ共有や地域情報の通知機能も基本機能として備えており、育児をサポートしてくれます。

このような背景から、春日市は「子育て世帯の負担を軽減し、安心できる育児環境を提供する」というビジョンを持ち、デジタル技術を活用した新たな支援の形を模索しています。今後もさらなる進化が期待される春日市の子育て支援サービスに注目です！