ピナ・バウシュ初上演
2025-07-10 18:24:22

ピナ・バウシュの最晩年作品『Sweet Mambo』が日本初上演!

ピナ・バウシュの遺志を伝える『Sweet Mambo』日本初上演



2025年11月、彩の国さいたま芸術劇場で、ピナ・バウシュの最晩年の作品『Sweet Mambo』が日本初上演される。この公演は、愛する人々への惜別の歌として、長年共に舞台を創り上げてきたダンサーたちの存在を大切にし、ダンスと演劇の融合を試みた作品となっている。

ピナ・バウシュとヴッパータール舞踊団の歴史


振付家ピナ・バウシュは、1971年にヴッパータール・バレエ団に招かれ、1973年からはその芸術監督を務めた。彼女の独自の表現スタイルは、ダンスと演劇の境界を超えた斬新なものであり、数々の名作を世に送り出してきた。『春の祭典』や『カフェ・ミュラー』など、彼女の作品は国際的に評価され続けている。

2009年に急逝したピナの死後も、彼女の遺志を受け継ぎながら舞踊団は精力的な活動を展開。ヴッパータール舞踊団は、1986年から日本での公演を頻繁に行っており、特に彩の国さいたま芸術劇場では数多くの作品を上演してきた。

『Sweet Mambo』の魅力


本作『Sweet Mambo』は、2008年に初演され、プログラムにはピナが有名なダンサーたちに投げかけた問いかけが色濃く反映されている。特に、初演時のダンサーたちが再び集まり、年齢を重ねたことで深みを増した表現を披露することが、その魅力の一つだ。

再演にあたり、アーティスティック・ディレクションを担当するアラン・ルシアン・オイエンは、ピナがダンサーたちに投げかけた質問を再度繰り返し、彼らと共にその回答を探るプロセスを重視。この取り組みは、彼女の精神を受け継ぐものであり、観客に深い感動を与えること間違いなしである。

公演の詳細


『Sweet Mambo』は、全4公演の予定で、上演時間は約2時間20分(休憩20分含む)。一部席においては、舞台が見えづらい可能性があるため、確認が必要。また、未就学児の入場不可や、座席についての注意点もあるため、事前に情報を確認することが重要だ。

チケット情報


一般発売は2025年7月12日から開始され、チケットの価格は、S席12,000円、A席8,000円、B席5,000円などが設定されている。25歳以下を対象としたU-25チケットも用意されているので、若い世代の皆さんには特に魅力的な機会だ。

まとめ


『Sweet Mambo』は、舞踊団のメンバーがピナ・バウシュの遺志を伝えるために踊る、心に響く作品である。この想いを共有し、彼女の作品が持つ力を確かめるチャンスを逃さないでほしい。舞台に立つダンサーたちの目、声、心の中に息づくピナの存在を、ぜひ体感してください。


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