ダム用バイブレータの新技術
2026-03-11 11:33:18

安藤ハザマがダム用バイブレータの遠隔・自動化システムを開発

安藤ハザマが開発した新システム『RABV』



安藤ハザマは、ダム堤体におけるコンクリート打設作業の効率化を目的とした新たなシステム『RABV(ラ・ビブ)』を発表しました。このシステムは、ダム用の油圧ショベル型バイブレータの操作を遠隔で行い、自動運転を実現するものであり、建設業界が直面するさまざまな課題に対するソリューションを提供します。特に、ダム建設現場は立地条件が厳しく、熟練技能者の高齢化とともに労働力不足が深刻化しています。そのため、省力化や省人化を進める必要があります。

1. 遠隔・自動化の必要性



建設業界では、特に特殊技能を要するダム工事において、経営者や技術者が若手職人の確保に苦労しています。熟練者が少なくなっている今、作業の効率性を高めることが重要視されています。安藤ハザマの『RABV』は、これらの問題を解決するために生まれたものです。バイブレータの操作を簡素化し、遠隔での管理が可能にすることで、作業の安全性も向上します。

2. 『RABV』の特徴



『RABV』は、三つの主要なプログラムで構成されています。

1. 遠隔操作プログラム
このプログラムは、バイブレータの動作を遠隔で制御できる機能を提供します。オペレータは専用端末を用いて、振動の開始や停止、旋回を行うことができます。

2. 自動走行プログラム
コンクリート打設のスケジュールに基づき、バイブレータが自動で走行する機能を備えており、効率的な作業手順を実現します。これにより、オペレーターは他の管理業務に専念できるようになります。

3. 自動締固めプログラム
打設箇所に対する振動の位置や順序を自動で認識し、計画通りにコンクリートを締固めます。LiDAR技術を搭載し、コンクリートの形状を正確に読み取り、打設プロセスの最適化を促進します。

3. 実証実験の成果



『RABV』は実際のダムコンクリート打設においても有効性が確認されました。模擬材を用いた実証実験を経て、各機能が正常に働き、確実なコンクリートの締固めが実施できることが証明されました。これにより実際の施工現場での導入に向けての信頼性が向上しました。

4. 今後の展望



今後、安藤ハザマはさらなる実証実験を行い、安全性を担保した上で、本システムをダム施工現場における標準設備として適用することを目指します。『RABV』は、省人化に加え、省力化も図りながら、ダム建設現場に新たな風をもたらすことが期待されています。

結論として、安藤ハザマの『RABV』は、建設業の未来を見据えた重要な技術開発であり、業界全体の効率性向上に寄与するでしょう。この技術が普及すれば、次世代のダム工事は今まで以上に安全で迅速なものになると考えられます。

会社情報

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安藤ハザマ
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