いとうせいこうと宇多丸が能の魅力を語る一夜
2023年12月20日、神楽坂の赤城神社にて、特別トークイベント『能十番新しい能の読み方』が開催されます。著者であるいとうせいこう氏とラッパーでありラジオパーソナリティの宇多丸氏が、650年の歴史を持つ日本の伝統芸能、能について語り合います。このイベントは、いとうさんの新刊『能十番』の出版を記念しており、入場者にはサイン入り書籍が手渡される特典も。このような内容は他では味わえない貴重な体験となるでしょう。
能の魅力に迫る
能は、日本の古典芸能の中でも特別な地位を誇っています。650年の伝統を持ちながら、今なお多くの人々に愛され続けています。その独特な静謐さや表現力は、一度触れたら忘れられないものがあります。いとうせいこう氏は、能の歌詞とも言える「詞章」を現代の言葉に翻訳することで、その奥深い世界を一般の人々にわかりやすく伝えることを目指しています。彼は、日本のラップ界でも名高い存在であり、音楽という観点から能を捉える姿勢が新たな視点を提供します。
トークイベントの内容
今回のトークイベントでは、いとうせいこう氏と宇多丸氏が約90分間にわたり、日本語の使い方、言葉の奥深さ、そして能に込められた感情について熱く語り合います。特に、能の詞章を現代の文脈でどう味わうかについての議論は、参加者にとって新しい発見の連続になるでしょう。すでに能に興味を持っている人はもちろん、能初心者や言葉に興味のある方にも楽しんでもらえる内容です。
書籍の概要
新刊『能十番新しい能の読み方』は、能の魅力をさらに深く味わうための一冊です。精選された十曲の詞章には、現代語訳や英訳が付され、さらに解説も収められています。また、著名な作家との鼎談や対談も含まれており、能を文学として、また音楽として楽しむための多角的な視点が提供されています。
著者紹介
いとうせいこう氏は、1961年に東京都に生まれ、作家やクリエイターとして幅広く活動しています。『ノーライフキング』で小説家デビューし、その後も数多くの受賞歴を持っています。古典芸能について深い造詣を持ちながら、自身の作品に落とし込む姿勢は、多くのファンから支持されています。
宇多丸氏は、ラップ界の重鎮であり、音楽だけでなく言葉について深い知見を持つ人物です。彼のスタイルは、シンプルでありながら力強い言葉の使い方が特徴で、その魅力は多くの支持を集めています。
参加方法
イベントは、2023年12月20日(金)の18時30分から行われ、会場は新宿区赤城元町の赤城神社です。入場料は5,000円で、書籍代が含まれています。興味のある方はぜひ参加してみてください。言葉と楽曲の共鳴が生み出す新たな体験が、あなたを待っています。