チュニジア水問題解決
2026-07-03 13:35:48

日本の技術が支えるチュニジアの水問題解決プラントが完成

日本が支えるチュニジアの新たな水源



2026年6月19日、チュニジア共和国スファックス市で海水淡水化プラントがついに完成し、現地で盛大な完工式が開かれました。このプラントは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が円借款により支援したもので、1日あたり約10万立方メートルの飲料水を供給する能力を持っています。その影響を受けるのは、なんと90万人もの人々の生活です。

水不足を解消する重要なインフラ



スファックス地域は、長年にわたり慢性的な水不足に悩まされてきました。この地域の年間降水量は約230mmで、これは世界平均の4分の1以下です。特に夏季には計画的な断水が行われ、市民生活や産業活動に深刻な影響を与えていました。これを打破するために、JICAは海水淡水化プラントの建設に乗り出しました。海水から塩分や不純物を取り除くこの技術により、安定した飲料水の供給が実現しました。

日本の技術が生かされる現場



このプラントの建設には、日本企業の技術が数多く使用されています。制御システムには横河電機、海水を高圧で送り出すポンプには酉島製作所、また電気システムには日立エナジーの技術が活用されています。これらの技術が高効率かつ安定した運転を支え、プラントの効果を最大限に引き出しています。

日・チュニジアの協力の象徴



完工式には、JICAの三井祐子理事をはじめ、シェイク農業大臣、ハジュリ・スファックス県知事、ムナジャ水道公社総裁など多くの関係者が出席しました。出席者たちは日本の支援に対する感謝を述べ、今後の両国のさらなる協力を期待しました。このプラントは、日・チュニジアの協力の象徴であり、両国の絆をさらに深める役割を果たしています。

生活の質が向上



スファックス市エル・アイン地区に住むクマールさん(14歳)は、プラントの稼働によって水質の向上と断水問題の緩和を実感しています。「断水が大幅に減ったし、水圧が高くなったのを感じます。日本が支援していることがとても心強いです」と彼は語ります。このように、プラントの完成は地域住民の生活に大きな変化をもたらしています。

未来に向けたステップ



JICAは、漏水対策などの技術協力も行っており、完工式ではさらなる技術協力プログラムの発表も行われました。2026年には日本とチュニジアの国交樹立70周年を迎え、チュニジアの人々の日本への関心が高まる中でのこの完工式は、未来への希望を感じさせる一日となりました。

このプラントは、気候変動による水資源問題が世界的に深刻化する中で、国際社会が直面する課題解決への重要な一歩でもあります。JICAは今後も水分野を含む様々な開発課題に取り組み、日・チュニジアの関係を深めていくことを約束しています。


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会社情報

会社名
独立行政法人国際協力機構
住所
東京都千代田区二番町5-25二番町センタービル
電話番号
03-5226-6663

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