デザイナー向け「ノーコード活用実態調査(2025年)」の結果
合同会社Opt.devが運営するノーコードメディア「ノクステック」は、2025年のデザイナー向けに実施した「ノーコード活用実態調査」の結果を発表しました。この調査は、2025年1月25日から3月24日の間に、100名のデザイナーを対象に行われました。ノーコードツールは、プログラミングの知識がなくてもサイトやアプリを制作できる点で、最近では特にデジタル変革(DX)や新規事業の分野で注目を集めています。調査の目的は、ノーコードサロンというコミュニティの運営を通じて、デザイナーがどのようにノーコードツールを活用しているかを明らかにすることです。
調査の概要と結果
調査はWebアンケートを通し、101名からの回答を得ました。有効回答率は99%と高く、多くのデザイナーの声が集まりました。
1. ノーコードツール使用経験
調査結果によると、ノーコードツールの使用率は98%に達しました。これは学習中のデザイナーも含めた数字です。
2. ノーコードツール利用の目的
ノーコードツールを使用する主な目的としては、業務の効率化が72%を占めており、新規サービスの開発や学習、趣味などは10%未満でした。業務に直結する利用が主流のようです。
3. 最も利用されるノーコードツール
最も頻繁に使われているノーコードツールは「Studio」で、全体の約40%がこのツールを選んでいます。その他、NotionやBubble、Airtable、Zapierと続きます。
4. ノーコードツールのメリット
回答者が挙げたノーコードツールの最大のメリットは、コスト削減、迅速性、専門技術が不要な点です。これにより、デザイナーがより短期間で成果を出せることが期待されています。
5. 課題の存在
利点が多い一方で、利用における最大の課題は、ツールを使いこなすことやカスタマイズの限界を感じている人が80%以上を占めている点です。特に、ツールの使い方を習得することに苦労しているユーザーが一定数存在するとされています。
6. 学習方法
ノーコードツールの学習は独学が最も多く、友人やスクール、研修を利用している人も40%以上に上りました。これにより、情報の共有が重要であることも浮き彫りになりました。
7. 業界内の普及率
業界内でノーコードツールが普及していると感じているデザイナーは約70%に迫る一方で、逆に「ほとんど普及していない」との回答はわずか4%という結果となりました。
8. コストパフォーマンス評価
ノーコードツールのコストパフォーマンスに関しては、約80%の回答者がポジティブな評価を下しました。コスト対効果が高いと実感するデザイナーが多いようです。
調査を通じての考察
この調査から浮かび上がったのは、デザイナーがノーコードツールを活用することは進展しているものの、独学の限界を感じている方も多いということです。ノクステックでは、ノーコード人材の育成に力を入れており、具体的な活用シーンについても情報を発信していく考えです。コードに関する専門知識がなくても、ドメイン知識を持つ人材の可能性を引き出すことが、今後の日本のDX人材育成において重要と考えています。
今後もノクステックではノーコード人材のスキル向上を目的とした様々な活動を展開していく予定です。ノーコードを利用したDXや新規事業に関する公演やセミナー開催の依頼も受け付けており、興味のある方は以下のフォームからお問い合わせいただければと思います。
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ノクステック(
公式サイト)は、合同会社Opt.devが運営するノーコードメディアであり、BubbleやStudioに特化した情報を発信しています。また、「ノーコードサロン」はデザイナー向けのコミュニティで、参加者は120名以上。月々の定額料金で、各種勉強会や学習システムを通じて、スキル向上を目指しています。