映像制作を手軽にサポート！TAMRON Lens Utility Mobile Ver.4.0登場

TAMRON Lens Utility Mobile Ver.4.0とは

日本の光学機器メーカー、株式会社タムロンが新たに発表したTAMRON Lens Utility Mobileのバージョン4.0。映像制作に不可欠なフォーカスワークを、スマートフォンやタブレット上で簡単に操作できるよう支援します。これまでのバージョンからさらに進化したこのソフトウェアは、デジタルフォローフォーカス(DFF)機能を実装し、ユーザーに新たな表現方法を提供します。

新機能の追加

Ver.4.0では、DFF機能の中に二つの新しい機能が追加されました。「FCマーカー」と「FCイーズ」です。この二つの機能により、フォーカシングがより直感的かつ滑らかに行えるようになります。

FCマーカー（フォーカスマーカー）

FCマーカー機能では、DFF画面上に設定したマーカーを使用して、特定のポイントへフォーカスを移動させることができます。ユーザーはタッチ操作でマーカー間を自由に移動できるほか、自動選択機能も搭載されており、撮影素材に合わせたフォーカス移動が可能です。たとえば、フォーカス移動にかける時間を設定することで、意図的にフォーカスを精密に制御できるのです。

FCイーズ（フォーカスイーズ）

FCイーズ機能は、フォーカスの動きに緩急をつけることができる画期的な機能です。フォーカスの動き出しや終了に緩急を設計することで、よりドラマチックな映像演出が可能となります。数値設定によってイーズの度合いを調整できるため、表現の幅が広がります。

使いやすさと柔軟性

このソフトウェアは、Android端末のみを対象とし、USB Type-Cを搭載したデバイスで利用可能です。特に映像制作現場では、ユーザーはリアルタイムでフォーカスを確認しながら撮影に臨むことができ、クリエイティブな表現がしやすくなります。新機能が追加されたことにより、従来のフォーカスワークの煩わしさが解消され、より多くのユーザーが映像制作の楽しさを体験できるようになるでしょう。

アップデート情報

TAMRON Lens Utility Mobileの最新版は、2024年9月26日よりダウンロードが開始されます。ユーザーは、必ず対応レンズのファームウェアをアップデートする必要があります。ファームウェアのアップデートは、パソコン版のTAMRON Lens Utilityを用いて行いますので、事前に準備しておくことが推奨されます。詳細については、タムロンの公式サポートページにて随時情報が提供されます。