東急リバブルがホテル不動産市場の新レポートを発行開始

東急リバブル、ホテル不動産市場に関する新レポートを発行

東急リバブル株式会社（以下、リバブル）は、宿泊施設の開発や売買などに関する市場動向を分析した「ホテル市場レポート」を2025年9月から年に2回定期的に発行することを発表しました。これは、国内の宿泊施設へ向けた需要が高まりを見せている現状に応えるべく、ホテル事業者向けに提供される情報源となることを目指しています。

レポートの背景と目的

観光業や宿泊施設に関する関心が高まる中、リバブルには国内外からのホテルの売買や運営に関する問い合わせが増加しています。この中で、特にインバウンド需要が増加していることが市場の重要な動向として挙げられます。多様な宿泊施設のニーズに応じて、宿泊関連のデータや売上指標（ADR、OCCなど）を求められる声も多く寄せられました。こうした背景を踏まえ、リバブルではホテル市場に特化したマーケットレポートの発行を決定したのです。

初回レポートの内容

「HOTEL MARKET REPORT（No.1）」には以下の内容が含まれています：

1. 多様化する宿泊アセット
各種宿泊アセットの許認可及び特徴や、インバウンド需要による宿泊施設の多様化を説明します。
2. インバウンド需要動向
訪日客数の増加ペースを分析し、2030年には6000万人を超えると予想されるホテル不足に関する見解を示します。
3. 宿泊旅行統計調査客室稼働率
日本全国の宿泊施設の稼働率が2019年の水準に回復していることを伝えます。
4. REIT保有物件稼働状況
不動産投資信託（REIT）におけるホテルの堅調な稼働状況を背景にした取引動向を探ります。
5. 宿泊料金・単価推移
リバブルが独自に分析した市場データを元に、宿泊料金の推移を報告します。
6. ホテル開発予定物件
今後の標準的なホテル開発の計画についても触れます。
7. トピックス
定期的に開催されているセミナーの総括を行います。
8. トークセッション
観光や宿泊の将来をともに描く取り組みとして、リバブルとJTB総合研究所による協創ビジョンが紹介されます。
9. 会社紹介
リバブルの企業情報を提供します。
10. ホテル取引実績
分析結果に基づく取引の実績を述べます。
11. コラム
リバブルのホテルチームが注目するトピックを紹介します。

ホテルアセット専門チームの設立

リバブルは、2000年4月に設立された法人向け不動産ソリューションを提供する専門部隊の中に、ホテルアセットに特化した専門チームを編成しており、インバウンド需要の増加に伴う宿泊施設に対する高まるニーズに応えています。この専門チーム日は、これまでの豊富な実績やデータに基づいて、さまざまな取引のサポートを行っています。

今後の展開

リバブルは今後、さらなる事業者へのこのレポートの活用を促進するために、会員登録した事業者にはデータ形式での配信も計画しています。ホテル市場の動向を常に把握し、課題に真摯に向き合う姿勢を持ちながら、リバブルは総合不動産流通企業としての役割を果たしていくとともに、今後も様々な不動産に関する問題解決を支援していく意向を示しています。