新たなセキュリティ対策を提供するID-ITAMコンサルティングサービス

アエルプランニングとディー・ディー・エスは、2025年6月2日から「ID-ITAMコンサルティングサービス」を提供開始します。このサービスは、 ID管理とIT資産管理を融合させた新しい形のコンサルティングです。近年のサイバー攻撃の増加を受け、企業は「ゼロトラスト・セキュリティモデル」の導入を迫られています。このニーズに応える形で開発されたのが本サービスです。

ID-ITAMコンサルティングサービスの概要

サービスの主な目的は、認証、認可、デバイスやアプリケーションの管理を中心に、企業のセキュリティ対策を一層強化することです。「ゼロトラスト対策サービス」は、信頼せず常に検証するというゼロトラストの考え方を用いて、 ID管理とIT資産管理を結びつけることで、組織のセキュリティ対策を実現します。

防御層が薄れる現代のIT環境では、従来のセキュリティ対策では対応しきれない脅威が存在します。このような状況を踏まえて、両社はID管理とIT資産管理を統合するアプローチを選びました。これにより、より堅牢なセキュリティ体制の構築が可能となります。

特徴的なサービスメニュー

本サービスには、複数のメニューが用意されています。まず、「ITコスト最適化サービス」では、人事イベントをトリガーに ID属性を常に最新の状態に保つことで、未使用の資産を特定し、管理外のPCの発見に寄与します。この結果として、ハードウェア、ソフトウェア、サービスのコストを最適化できるのです。

次に、「特権ID・システム管理強化サービス」では、IT資産管理における情報と、必要な特権IDを連携させることで、セキュリティ対策を強化。これにより、セキュリティインシデント発生時の対応が迅速かつ的確に行えるようになります。

また、カフェテリア方式のコンサルティングメニューを導入し、企業は自社のニーズに応じた施策を柔軟に選択できるため、コスト効率や導入スピードの最適化が実現します。情報整備や業務プロセス設計など、必要最小限の支援から全体の改革まで、幅広いサポートを提供します。

企業背景

アエルプランニングはIT資産管理を専門とするコンサルティング企業で、これまでに多くの実績を残してきました。ディー・ディー・エスは指紋認証ソリューションを手がける企業として、情報セキュリティのニーズに応じた製品開発を続けています。両社の専門性を生かし、ゼロトラスト・セキュリティモデルの構築を支援することで、国内企業のセキュリティ対策の強化に貢献していきます。

これからの企業のセキュリティ対策は、単なる防御だけではなく、リスクを常に評価し、対応策を更新し続けることが求められています。アエルプランニングとディー・ディー・エスが手がけるID-ITAMコンサルティングサービスは、その理想を具体化したものです。セキュリティの新たなスタンダードを作り上げる、このサービスに今後期待が寄せられています。