新スポーツバイクブランド「ARTMA」の誕生
自転車専門店DAIWA CYCLEが新たに立ち上げたスポーツバイクブランド「ARTMA(アルテマ)」が、元プロロードレーサーの辻善光氏の監修のもと、2024年10月上旬に発売することが決定しました。ARTMAは「家族みんなでスポーツバイクを楽しむ」をテーマに、ロードバイクとクロスバイク、ジュニア向けMTBの3種を展開。
発売詳細と予約情報
予約受付は2024年9月18日正午から、DAIWA CYCLEのオンラインストアで行われます。各モデルとも台数に限りがあるので、早めの予約をお勧めします。また、一部車種は9月18日と19日に開催されるJapan Bike ShowのDAIWA CYCLEブースにて初公開されます。
ロードバイク「RYLAS(ライラス)」の特徴
ARTMAブランドのフラッグシップモデル、RYLASは119,800円(税込131,780円)で販売され、高性能なロードバイクです。レースにも対応できるジオメトリを採用し、前後ディスクブレーキと12mmスルーアクスルを搭載。高速ダウンヒル時の安定した走行性能を持つほか、曲がりたいタイミングではスムーズにハンドリングが可能です。
これまでのエントリーモデルでは、ロードバイクらしい低いハンドルポジションが取り入れにくかったですが、RYLASはその概念を覆しました。元プロレーサーの視点から設計されたジオメトリは、初心者でも低いハンドルポジションを持ちながら、快適に乗ることを可能にしています。
デザインとコンポーネント
アピールポイントの一つは、左右のチェーンステーに辻氏のロゴが施されているところです。信頼性を重視したシマノClarisコンポーネントを搭載し、スプロケットは11-34Tを採用。高地での登坂性能に優れ、前後ともにメカニカルディスクブレーキを装備。特に輪行時のトラブルにも対応しやすい設計が施されています。
クロスバイク「CYLES(サイレス)」の特徴
「CYLES」はオールロードクロスバイクで、価格は79,800円(税込87,780円)。40Cのタイヤを装備し、初めてスポーツバイクに挑戦する方でも安心して乗れるフロントシングルデザイン。多くのダボも備え、荷室を増やすためのアクセサリーも簡単に取り付けられるのが特長です。このモデルも同様に、RYLASと共に高い走行性能を誇ります。
ジュニアMTB「POELIS(ポエリス)」の特徴
ジュニア向けに開発された「POELIS」は、24インチタイヤを装備し、51,800円(税込56,980円)で販売。適応身長は128cm以上で、シートポストの汎用性により、成長に合わせてサドルを交換することも可能です。本格的なMTBの仕様でありながら、安心して乗れる交通安全性も考慮されています。
ARTMAの背景と将来展望
ARTMAの開発背景には、コロナの影響で価格が高騰し、気軽に本格スポーツバイクを購入できなくなった現状があります。それに対し、低価格で高性能なバイクの需要が高まる中、辻氏とDAIWA CYCLEは意見を一致させ、新しいブランドを立ち上げました。今後も販売力や開発力の向上を図り、RYLASについてはサイズ展開も行う予定です。
取扱店舗と予約情報
ARTMAは近く、DAIWA CYCLEの30店舗で取り扱いを開始し、全店での展開を目指しています。各店舗では予約受け付けもおこないますので、最新情報はARTMAブランドページで確認できる予定です。
新たなスポーツバイクの世界を切り開くARTMA、ぜひ注目してみてください!