心配な猫と家族
2025-10-08 11:36:59

猫を愛する家族の心配を描いた角田光代の絵本『ねこがしんぱい』。

直木賞作家・角田光代が初の猫の絵本を発表



2025年10月8日、株式会社KADOKAWAから新たな絵本『ねこがしんぱい』が発売されます。本作は、直木賞作家の角田光代さんが手掛けた初の猫をテーマにした作品です。絵は、静物画や風景画で知られる小池壮太さんが担当。読み終えた後、日常の何気ないひと時が愛おしく感じられるようなストーリーが展開されます。

笑いあり、心配ありの猫との暮らし



物語は、主人公の女の子が家族とともに飼い猫のたまこを心配する様子から始まります。お父さんが会社に行き、お母さんと主人公が出かける間、たまこはひとり家に留守番。家族は彼女がどうしているのか、様々な心配を巡らせます。たとえば、ティッシュを巻き込んで遊んでしまったのか、遠くに遊びに行って道に迷っているのではないかと、想像が膨らみます。

この作品では、単なる猫の日常描写にとどまらず、飼い主の心配や愛情をユーモラスに表現。親バカならぬ「猫バカ」としての感情が、多くの読者に共感を呼ぶことでしょう。

猫の視点で描く新鮮さ



もちろん、猫のたまこ自身にも視点があります。彼女は、飼い主たちが心配している間に、仲の良い友達とオンラインで遊んだり、さらにはティッシュの雲に乗って冒険に出たりするのです。そんなユニークな行動が、家族の心配とは裏腹に、たまこの自由な一面を示しています。

物語のクライマックスでは、家族が急いで家に帰ってきた時のたまこの姿が待ち受けています。果たして、たまこはどんな状況でいるのか。読者をドキドキさせる瞬間が盛り込まれています。

著者とイラストレーターの魅力



角田光代さん


角田さんは、数々の文学賞を受賞している著名な作家です。彼女の作品は、登場人物の心情を深く掘り下げたものが多く、多くの読者に愛されています。また、猫との生活を描いたエッセイも執筆しており、猫に対する深い愛情を持つ方です。

小池壮太さん


一方、イラストを担当する小池壮太さんは、独特の静謐さと温かなタッチで多くの絵本を手がけています。彼の描く絵は、作品に生活感やリアリティを与え、物語を一層引き立てる役割を果たしています。

愛を感じる一冊



『ねこがしんぱい』は、猫を飼っている方や、これから猫を飼おうと考えている方々だけでなく、そうでない方にも、家族愛や心配というテーマで共感を呼ぶことでしょう。この本を通じて、日常の中に潜む小さな幸せを再確認し、何気ない毎日の中に込められた愛情を感じられること間違いありません。

ぜひ、手に取ってみてください。


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会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
住所
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号

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