未来の感情を彩るSF小説「カラフル」の世界
内閣府が推進するムーンショット型研究開発事業が新たに発表したプロジェクト『Neu World』の第6弾として、2025年11月20日にSF作家の玖馬巌による新作小説「カラフル」が公式サイト上に登場しました。この作品は、「Internet of Brains(IoB)」をテーマにしたサイエンスコミュニケーションの一環として位置づけられ、感情が色として見える未来の姿を描いています。
「カラフル」のあらすじ
物語は2050年、ARデバイス『カメレオン』が普及した社会を舞台にしています。このデバイスにより、他者の感情が視覚的に「色」として表れる時代です。主人公は高校生のルリ。彼女は自分の感情がくすんだ色に見えることにコンプレックスを抱えています。そんなある日、鮮やかな色を持つ転校生アカネと出会い、二人は友情を育みます。
しかし、音楽コンクールの日、ルリはアカネの鮮やかな色の背後にある真実を知ることになります。果たして「本当の色」とは何なのでしょうか。
プロジェクトの背景
このプログラムは、感情や思考のインターフェースを視覚化することで、心のバリアフリーを実現しようとする取り組みの一部です。IoBプロジェクトは、テクノロジーにより思考を伝達する新たなコミュニケーションの形を模索しており、さまざまな人々が自身の感情を自由に表現できる未来を目指しています。
小説を通じて、私たちは未来の社会におけるコミュニケーションの可能性についても考えさせられます。この作品はSFとしてのストーリー提供にとどまらず、読者に思考を促す重要な要素となるでしょう。
作者・玖馬巌のプロフィール
玖馬巌氏は1990年に生まれ、大阪府在住のSF作家です。京都大学で経済学を学び、北海道大学の教育プログラムを修了しました。彼は民間企業で働きながら、幅広いメディアで作品を発表し続けています。近年の作品には、2045年の大阪万博跡地を舞台とした短編が含まれており、彼の独特な視点が評価されています。彼の詳細なプロフィールは
こちらでご覧いただけます。
参加する意義
『Neu World』プロジェクトはクリエイターや一般の参加者を通じて、共に未来を形作る対話の場を創出しています。この取り組みは、作者や研究者が直接自らのアイデアを表現し、科学技術の最前線を一般の人々と共有することを目指しています。作品に触れた人々は、自らの考えや感想をSNSで共有することが奨励されており、そのフィードバックは今後の研究に生かされます。
最後に
「カラフル」は、単なる物語以上のものを提示しています。それは、技術と人間の感情が如何に交わりあうのか、そしてそれが未来の社会にどう影響するのかを考えるきっかけとなるでしょう。彼の作品を通じて、感情の新たな見方や、未来の可能性について考えを深めてみてはいかがでしょうか。
作品は無料で公開されており、ぜひ公式サイトでご覧ください。感想はぜひハッシュタグ #NeuWorldで投稿してください。あなたの意見が、未来の科学と社会への道筋を作る一助になります。