NECが顔認証技術を活用した新しい施設管理システムを導入

NECが提供する顔認証システム

NECは、東京都港区に建設中の「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」に対し、最新の顔認証技術を用いた入退場管理および決済システムの導入を発表しました。このプロジェクトは、国家戦略特別区域計画の一環として進められ、多種多様な施設が集まる大規模複合開発の一部となっています。

顔認証技術の必要性

現代の大規模複合施設においては、利用者の安全を確保することが極めて重要です。安全面を維持する一方で、オフィスワーカーや訪問者の利便性を高める必要があります。NECでは、顔認証を利用することで、これらのニーズに応えることができると判断しました。

具体的には、顔情報を事前に登録することで、オフィスフロアへの入退場や、館内の食堂や売店での決済をスムーズに行えるようになるのです。これは、IDカードや入場券を使う従来の方法に比べて、はるかに便利で安全です。

新たな決済システムの導入

顔認証技術は、NECのPOSシステム「NeoSarf/POS」と連携することにより、従業員は安心して決済を行うことができます。このシステムでは、顔認証を必要な場面で迅速に適用し、スムーズかつ安全に取引を完了することが可能です。

顔認証決済の利用イメージ

BLUE FRONT SHIBAURAの概要

「BLUE FRONT SHIBAURA」は、高さ230mのツインタワーを持つ大規模な複合施設で、オフィス、ホテル、商業店舗、住宅など多彩な機能を果たす予定です。この施設は、東京都心部の新しい水辺ライフスタイルを創造することを狙っています。

設計は株式会社槇総合計画事務所が手がけており、建設は清水建設が行っています。このプロジェクトは、2025年のTOWER S竣工から2030年のTOWER N竣工まで、約10年間にわたる長期的な開発になります。

価値創造の取り組み

NECは今回のプロジェクトを通じて、独自の価値創造モデル「BluStellar」を適用していく考えです。このモデルは、業種を超えた知見と最先端のテクノロジーを駆使し、顧客の課題解決を目指しています。テクノロジーを活用した安心・安全で便利な街づくりへの貢献が期待されています。

まとめ

NECの顔認証システムは、利用者に対してさらなる安全性と利便性を提供するだけでなく、将来的なスマートシティ構築への一歩ともなるでしょう。これからの「BLUE FRONT SHIBAURA」は、最新のテクノロジーを駆使した便利で安全な場所として、多くの人々に利用されることでしょう。

より詳細な情報は NEC公式ウェブサイトをご覧ください。