新型スイングアーム式コラムロボットのご紹介
株式会社スギノマシンが新しく発表した「スイングアーム式コラムロボット 小型タイプ」は、工場での自動化を強化するための努力の一環です。この新しいロボットは、その名の通り、スイングアーム式の構造を持ち、高剛性と軽量化を両立しています。このロボットは、特に狭小な空間での作業が求められる現場での使用に最適化されており、操作性の向上も実現しています。
装置概要
この新型ロボットは、工作機械内部に組み込むことを前提として設計されており、制御軸数を大量に持つことなく、軽量かつ compactな構造を実現しました。そのため、生産現場に簡単に導入できるメリットがあります。特に、ロボット本体の上部からアームが飛び出すことがないため、狭いエリアでの作業が可能です。また、独自の構造により高い剛性と直進性を持っています。これは従来の機種と同様の強みです。
開発の背景
近年、工場内の人手不足や自動化の要望が高まっています。このニーズに応えるため、スギノマシンは小型工作機械向けの自動搬送ロボットを開発しました。小型機器にスムーズに設置できるように設計されており、操作には従来の工作機械の使い方を継承しています。これにより、ユーザーが新たな運用方法を学ぶ負担を軽減しています。
特徴と性能
新機種の特長
- - シンプルな軸構成: 4軸のシンプルな構造で、従来の6軸に比べて扱いやすくなっています。
- - コンパクトな設計: 高さ631mm、幅609mm、奥行き227mmの小型でありながら、390mmの上下ストロークを確保しています。
- - 軽量さ: 可搬質量は7kgで、従来機種の15kgから大幅に軽量化されています。
- - NC操作の対応: 自動化したいが使い慣れた工作機械の性能を維持したい方にも、おすすめの制御方式です。
このロボットは、工作機械内での搬送や付帯動作、さらには生産ラインでの小型部品の搬送にも適しています。また、加工後のエアブローやバリ取りといった付随作業にも対応しています。
仕様
- - 商品名: スイングアーム式コラムロボット(小型タイプ)
- - 型式: CRb007H4(水平形)
- - 外観寸法: 幅609×奥行き227×高さ631mm
- - 可搬質量: 7kg
- - 販売開始時期: 2021年4月
まとめ
新しい「スイングアーム式コラムロボット」は、工場内の自動化を進め、作業効率を向上させるための強力なツールです。狭いスペースにも設置でき、高速で運用できる機能を備えています。これからの製造業において、特に注目される存在となることでしょう。スギノマシンは、今後も自動化や効率化を考慮した製品開発を進めていくことでしょう。
公式ウェブサイトは
こちら です。