AI法務プラットフォームが運送業務契約に新機能を追加
2023年10月、株式会社LegalOn Technologiesが提供するAI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」は、「運送配達業務委託基本契約」に対応した契約リスクチェック機能を新たに導入しました。この機能により、運送業務に関連する契約書の審査が簡素化され、煩雑な契約業務をサポートします。
この「運送配達業務委託基本契約」は、企業が自動車を使用して貨物を運送する際に必要な基本契約となります。定期的な運送業務において生じる可能性のあるトラブルや損害、遅延に対する対処法が記載されており、適切な契約内容の理解が求められます。LegalOn Cloudの導入により、これらの契約書のレビューが迅速かつ正確に行えるようになり、委託者と受託者の双方にとって安心して業務を行う環境が整います。
AI法務プラットフォームについて
「LegalOn Cloud」は、従来のリーガルテックとは一線を画す、企業法務に特化した次世代のAIプラットフォームです。ユーザーは、マターマネジメントや契約管理、法令調査など、様々な業務プロセスを同一のプラットフォーム上で構築し、運用できます。このプラットフォームでは、業務を進める中で得たナレッジが自動的に蓄積され、必要な情報がタイムリーに提供されるため、大幅な業務効率化が可能となります。
新機能によるトラブル回避
運送配達業務委託契約に対応したリスクチェック機能では、契約書に対するアラートが出る仕組みが導入されています。例えば、受託者が経済情勢の変動により委託料の見直しを要求する可能性を考慮し、契約書にその改定に関する条項を追加することが促されます。また、委託者側においては、運送車両や運転手に関する安全規定の確認が求められ、これに対する注意喚起も行われます。これにより、運送に伴うリスクを事前に管理し、トラブルを未然に防ぐことができます。
法務コンテンツの拡充
さらに、LegalOn Cloudでは2024年7月から運輸・物流業界に特化した法務コンテンツの提供を強化予定です。今後も「拘束時間の延長に関する協定書」など様々な契約書のひな形やリスクチェックを提供し、運輸業界内の法務サポートを充実させます。これにより、運送業務を営む企業はより安心して業務を進められる環境が整っていくことでしょう。
LegalOn Technologiesの概要
株式会社LegalOn Technologiesは、2017年に設立され、「法とテクノロジーの力で、安心して前進できる社会」を目指しています。法務知識を駆使し、AIを用いた革新的なサービスを展開することで、企業法務業務の効率化を進めてきました。また、日本だけでなく海外市場にも積極的に進出し、グローバルな視点からも法務業務を支援しています。
「LegalOn Cloud」やその他のサービスを通じて、法務業務における新たなスタンダードを確立していく同社の展望は注目です。