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銀座 蔦屋書店が贈る「ART SESSION」

東京都中央区に位置する銀座 蔦屋書店で、アートとアニメーションが交差する興味深いイベント「ART SESSION」が、2024年8月30日から9月2日まで行われます。特に注目したいのが、アニメーターの米山舞さんと現代美術家のヤノベケンジさんとの共同制作作品、名付けて《SUN SEEKER》です。この作品は、両者の独自の視点を反映させたもので、アートとアニメーション、デジタルとアナログの境界を越えた新たな表現が楽しめます。

「SUN SEEKER」とは？

新作《SUN SEEKER》は、ヤノベさんの作品《SHIP'S CAT》と《サン・シスター》を再解釈したもので、米山さんの独創的なイメージによって制作されました。太陽を追い求める少女が光＝希望を見つける姿が描かれ、その傍らには猫が彼女を支える様子が表現されています。この二人のクリエイターの話し合いと共作によって生まれた作品は、ユーモアと希望が融合し、観る人にメッセージを送ります。

アーティストたちの出会いと影響

米山舞さんは、2023年に京都芸術大学でディレクターを務めるヤノベさんと出会いました。この出会いは、米山さんが大型個展のために工房で制作を希望したことから始まりました。情熱的な姿勢に感銘を受けたヤノベさんは、米山さんの制作をサポートするための環境を整え、二人の関係は深化していきました。

アートイベント概要

「ART SESSION」は、様々なアート表現が交わる舞台を提供するイベントです。期間中、参加者は、米山舞さんとヤノベケンジさんの新作を含む多様なアートの体験ができるでしょう。イベントの開催は、8月30日から9月2日の4日間で、最初の2日は招待者限定公開、9月1日と2日は一般開放されます。入場は無料なので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

アーティストプロフィール

米山舞（よねやま まい）

長野県出身の米山舞さんは、アニメーション会社でアニメーターとしての経歴を積みながら、イラストレーターとしても幅広く活躍しています。映像ディレクターとしても、CMやミュージックビデオなどの作品を発表。その豊かな表現力で、アートとアニメを融合させた新たな作品制作の可能性を追求しています。

ヤノベケンジ（やのべ けんじ）

1965年、大阪生まれのヤノベさんは、京都芸術大学の教授でもあります。彼の作品は、現代社会のサヴァイヴァルをテーマにした大型機械彫刻で知られ、ユーモアを交えた社会的メッセージを持っています。特に《SHIP’S CAT》シリーズは、福を運ぶ旅の守り神として評価されています。

まとめ

銀座 蔦屋書店で行われる「ART SESSION」は、アートファンならずとも楽しめる内容となっています。米山舞さんとヤノベケンジさんの協力によって生まれた新作《SUN SEEKER》は、アートとアニメーションを超えた新しい試みです。皆さんもぜひ、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。

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