BPaaS/BPO+AIカオスマップ 2025年版の発表
2023年10月、株式会社kubellは国内のBPaaS/BPO+AI市場を俯瞰する「BPaaS/BPO+AIカオスマップ 2025年版」を発表しました。このカオスマップは、業界の理解を深めるとともに、活用を促進し、発展を目指すために、主要サービスを整理したものです。
BPaaSとは
BPaaS(Business Process as a Service)は、業務プロセスをクラウドサービスを通じて提供するもので、SaaSに続く新たな潮流として注目されています。特に、近年のAI技術の進化により、定型業務に加え、一部の非定型業務の自動化も進んでいます。これに伴い、BPaaS及びBPO業界は業務代行に留まらず、AIを活用した高度なプロセス設計・運用サービスへと進化しているのです。
BPaaS/BPO+AI市場の現状
国内においても2023年に入ってからBPaaSという言葉が認知され、参入企業が増加しています。現在、BPaaS事業を展開する企業の一つであるkubellは、累計1,000社の導入実績を持つ「タクシタ」を提供しています。これにより、企業は業務プロセスを外部に委託し、効率化を図ることが可能になっています。
カオスマップの特徴
発表されたカオスマップは、約50のBPaaS/BPO+AIサービスを7つのカテゴリに分類しています。これにより、国内の主要サービスを一目で把握できるようになります。以下がそのカテゴリです:
1.
オンラインアシスタント:秘書業務や事務作業を柔軟に支援するサービス
2.
カスタマーサポート/サクセス:顧客対応や問い合わせ対応に特化
3.
セールス:営業活動や商談設定に対応
4.
マーケティング:広告運用やSNS運用を行う
5.
コンサル系:業務設計やDX推進に関するコンサルティング
6.
バックオフィス:専門性の高いバックオフィス業務の支援
7.
業界特化型:特定業界のニーズに応じたサービス
このカオスマップは、企業がどのサービスを選択するべきか考える際に役立つ情報を提供します。
背景と市場のニーズ
日本は少子高齢化が進んでおり、労働人口が減少しています。この問題は特に中小企業において深刻であり、約99.7%を占める中小企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展が遅れ、労働生産性が大企業の半分以下に留まっています。
こうした中、BPaaSは業務プロセスそのものをクラウド経由で提供するため、企業がIT人材を確保することなく、業務の効率化を図る手段として注目されています。
成長するBPaaS市場
BPaaSの潜在市場は、42兆円に達すると言われており、その中でも特にDXに課題を持つ企業に目が向けられています。2023年6月にkubellが正式リリースした「Chatwork アシスタント」は、ビジネスチャット「Chatwork」を利用する企業において広く支持されており、その導入企業数は2025年7月には累計1,000社を超える見込みです。
kubellの挑戦
kubellは、ビジネスチャットだけでなく、業務プロセス代行サービス「タクシタ」を通じて、企業の業務を支援しています。特にAIエージェントの活用によって、業務の運用を最適化し、BPaaS領域での新しい地平を開こうとしています。
まとめ
株式会社kubellが発表した「BPaaS/BPO+AIカオスマップ 2025年版」は、業界の現状を知る上での貴重なドキュメントです。これにより企業が業務効率化を図る手助けとなることでしょう。今後もこの分野の進展に注目し、最新情報を追い続けていきます。
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