植物性代替肉と『鬼滅の刃』がコラボしたキャンペーンが金賞受賞！

植物性代替肉スタートアップとアニメのコラボが実現

「植物性代替肉スタートアップのNext Meats」と大人気アニメ『鬼滅の刃』とのコラボキャンペーンが、最近開催された『京都アニものづくりアワード2022』で金賞を受賞しました。このアワードは、アニメやマンガを活用したマーケティングの優れた取り組みを表彰するものです。

当企画は、多くの応募の中から選ばれたもので、その中でNext Meatsが特に評価された点は、海外での展開方法が非常に巧妙で効果的であったことです。こうしたコラボレーションは、日本におけるアニメファンの増加と、それに伴う異業種との連携を象徴するものです。

コラボキャンペーンの内容

このコラボでは、Next Meatsが提供する植物性代替肉を使用したインスタントカレーが、シンガポールで販売されました。カレーには、鬼滅の刃のメインキャラクターの限定アクリルキーホルダーが同梱され、人気のドンドンドンキで独占販売されました。このように、人気のある販売チャネルとの連携が、プロモーションの成功に繋がったと言えます。

さらに、日本の焼肉丼専門チェーン「Aburi-en」においても、「ネクストミーツ丼」と題した特別メニューが提供され、こちらもキーホルダー付きというおまけがありました。このキャンペーンは、アニメファンと食品愛好家の両方にとって魅力的な要素を兼ね備えています。

アニものづくりアワードについて

『アニものづくりアワード』は、アニメと異業種の企業が協力することで生まれる新しい市場の可能性を展開する取り組みの一環として、2017年に設立されました。アニメの人気が高まる中で、これまでアニメとは疎遠だった企業も巻き込んだコラボレーションが増え、業界の垣根を超えた創造性が求められています。今年度は157件のエントリーがあり、その中から受賞プロジェクトが選定されました。

これにより、アニメと他業種間の相互作用が促進され、日本の文化を世界に広めるための重要な場となっています。Next Meatsの受賞は、今後の他の企業にも新たなコラボレーションの機会を促す要因となるでしょう。

次世代への架け橋

Next Meatsは、企業理念として「地球を終わらせない。」という言葉を掲げ、地球温暖化や食料危機に立ち向かっています。代替肉の研究開発を進め、急速に国内外での展開を行っています。特に、スーパーマーケットでの取り扱いや飲食店との連携も進めており、シンガポール、アメリカ、香港など海外市場にも注力しています。

コラボの成功は、アニメ文化と食品業界の両方に良い影響を及ぼし、今後も多様な企業とのコラボレーションを通じて、日本の良質なコンテンツを世界中に届ける役割を果たしていくことが期待されます。こうした取り組みが、将来的にはより多くの新しいビジネスチャンスを生むことになるでしょう。